「何もしてないのに液晶が割れた!!」
って怒鳴りこんでくるお客さま。
来るとこ違うんじゃよねえ。
ウチは除霊とかしてありんせんわ。
寺行ってどうぞ。
— ご注文はベルガモットですか? (@bergamotflavor) 2014, 9月 28
パソコン系のトラブルでよくあるパターンが「何もしてないのに●×が起きた」。最近はウィンドウズアップデートの自動更新などで生じる不具合もあることから、本当に言葉の通り「何もしてないのにトラブルが生じる」ってことも十分にありえるという、笑うに笑えない状況なんだけど(当方のサブ端末も半ばそんな感じで、現在放置状態(涙))、以前からのように上記のような「それはどうやっても『何もしない』状況ではおきませんがな」という事案が発生したという話もよく見聞きする。
これってよく考えてみると、「何もしない」ってのは実の所「何も該当するトラブルの原因となるように自分が思えることは何もしない」ってことなのよね。つまり、何をするとトラブルに巻き込まれるのか、トラブルを引き起こしてしまうのかということが把握できていないがための結果。【「ググる」と「教えてくん」と「連想」と】でも解説しているし、漫画などでも試験勉強の追い込みの描写でよく使われる言い回しでもあるんだけど「何が分からないのか、どこが分からないのか分からない」という状態。これって笑い話のようにも思えるけど、実は重要な考え方ではないかと思うのだな。
パソコンのトラブルにしても、「何もしていない」と問い合わせてきた場合、その多くは実際には「自分の行動のどの部分が問題だったのかが分からない」に等しい。だからこそ、その状態に陥るまでのプロセスを一つ一つ噛み砕いて問いただす必要が出てくる。それにより、結構な割合で解決への糸口が見いだせるはず。
もっとも物理的な損失の場合はその多くが、ソフト上でも時として、「思い返せばこれが原因かもしれないけど、でもそれ位で......」というパターンがあるんだけどね。ポケットに無理やり詰め込んでそのまま座ってしまったとか、興味のありそうなサイトのリンクがあったのでクリックしてそのページに行こうとしたら、なんだか知らないけど勝手に複数のアプリケーションがダウンロードされてしまったとかさ。
まぁ、除霊が本当に必要な事案は滅多にないんじゃないかなあ。あったら怖い。
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