自販機のコールドとホットはいつ切り替わるのだろうか

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......という話があり、確かにハテナ感を覚えさせられた。中にはずっと冷たいままってのもあって、「なんでやねん」とツッコミを入れたくなる自販機もあるんだけど、ああでもそういうのは最近はあまり見かけなくなったな。震災以降は電力周りで節電機能を強化した自販機に逐次切り替えが進んでいるので、この温度関連についても結構厳密になっている気がするんだけど。


で、せっかくなので自分で調べたところ、自販機の管理体系によって違いはあるけど、大体は企業側が一元管理、あるいは自販機の持ち主が自己管理という感じ。自己管理はその持ち主の気分次第、というか売り上げが上がるようなタイミングで切り替えるのだろうから、上で触れたように「ずっとコールド」ってのもありえるわけだ。

一方で、やはり周辺環境の変化に伴いホットの方が売れる、コールドの方が売れるってのは違ってくるので、データを蓄積してもっとも売れるタイミングでの切り替えができるように、企業で一元管理をしている場合は、その精査を続けているとの話。自販機のデータはそのまま販売データにつながるからね。周辺温度も取得しているだろうし、気象データや設置場所のデータ(どの程度の交通量があるのかという類の地図も商用で存在する)などと突き合わせ、最適化を図るってのは、不可能じゃない。


この辺の話は、ローソンなどが結構頻繁にリリース上で触れている、「気温はまだまだ高くて暑く、夏真っ盛りには違いないのだけど、前日と比べて気温が下がり出すと、体感的に寒さを覚えるようになり、そのあたりから中華まんやおでんが売れ出す」という、実証実験に基づいた販売手法と近しいものがある。まさにデータの有効活用に他ならない次第。

近所に自販機があり、ちょくちょく見かけている人は、毎日そのラインアップを撮影し、周辺気温と合わせて登録しておいて、切り替えのタイミングをチェックしてみると面白い、かもね。

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このページは、不破雷蔵が2014年9月29日 08:11に書いた記事です。

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