「コイドメ」という言葉を娘が教えてくれました。A子ちゃんとB介くんはコイビトだけど、B介くんがいじわる言ったから、A子ちゃんはコイドメして一緒に帰らないんだって。恋止め。都々逸に出てきそうな素敵なセンスだなって思いました。
— 荻野眞弓 (@mymejp) 2014, 9月 25
何歳位の子供の話かは分からないけれど、結構ステキな発想だなと思ったのが、この「コイドメ」話。男女が好きあっている状態を「コイビト」と呼ぶのを知っていて、その上で、関係は維持されているものの、何らかのきっかけで片方がもう片方に対してその関係を一時的にストップしてしまう(断ち切るわけでは無い)のを「コイドメ」行為と呼んでいるのだそうな。漢字で表記すると恋止め。
破局とか失恋とか仲たがいとかでは無く、恋人同士の関係を残しておきつつ、止めておくことを表現するために「止める」という言い回しを使う、その直感的に状況がイメージできるセンスがステキすぎる。想いをちょっとせき止めただけだよ、切ったわけじゃないよ、という雰囲気が良く出てる。となるともし破局を迎えた場合、この子たちは「コイギレ」といった表現を使うことになるのかしらね。
都々逸のイメージまでは連想できなかったけれど、素直でダイレクトで、しかも印象深いそのセンスにちょっと惚れた。
似たような感覚の言葉として当方が最近知った言い回しには「とまれ」(「ともあれ」の意味)というのがある。こういう言葉、他にも色々とあるんだろうなあ......。
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