YouTube検索のノイズ化・ドヤ顔レビューは全ページテレビ欄の新聞のようなもの

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直前のファブレット関連の記事を書く際に「iPhone 6 Plusの動画が欲しいな、公式のプロモ的な奴が」と思い、YouTubeの検索を使ったところ、いわゆるユーチューバーな方々のドヤ顔レビューがずらりと並び、公式動画や報道資料映像の類がまったく出てこず、閉口してしまったという話。昨今のGoogleでも「検索をする人は何を求めているのか」を理解していない感が強く、まとめサイトやらNaverまとめやらアンテナリンクサイトばかりが上位に来て、いわゆる「検索汚染」(見方を変えると検索技術の劣化)が進んでいるのを覚える状態だったんだけど、YouTubeでもその傾向が進んでいる。まぁ、元々運用会社は元をたどれば......というところではあるのだけど。

これではまるで、各種報道や情報の記事を読みたくて新聞を買ったのに、一面から内部の面にいたるまでテレビ欄ばかりを見せつけられているようなもので、「何か勘違いしてない?」的な雰囲気。「テレビ欄」と表現したのは、上で記した「ドヤ顔レビュー」の掲載アカウントの多くが、「●×TV」とか「▲□チャネル」という名前だから。

名前からも分かる通り、個人の放送局的なものを狙って、商品レビューの類をしているってのは理解できる。海外でもそのような動画が増えているのも確認してるけど、検索結果の限りではそれらの動画が上位でぎっしりと埋まるという状態には至っていない。やはり検索エンジン同様、日本語における対応がおろそかっぽい。


「開封の儀」。確かにこの類の動画も多い。多いだけなら特に問題はない。ウェブサイトやブログと同じで、どんな意志表現をしようと自由だからね(ただし責任を伴った自由。社会的に問題がある、法的にアウトなものはいけないってのは常識)。問題なのはその類の動画が、「重要ですよ」「あなたが探していたのはこれですよ」として大いに推奨される点に問題がある。

どうなってるんだろうね......

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このページは、不破雷蔵が2014年9月21日 06:04に書いた記事です。

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