透明プレートを使って空間投影...オムロンがすげぇAR的技術を開発したらしい

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【世界初 透明プレートを用いた空間投影技術を開発】

当社は液晶ディスプレイ用バックライト事業等で培った光指向性設計技術と微細加工技術を応用し、プレートまたはシート1枚とLED1個のみで空間に3次元映像を投影する、「透明プレート型空間投影技術」を開発しました。


本技術は3次元で奥行きのある表示、実空間の物体への表示の重ね合わせ、複数枚のシートを重ねての使用が可能です。また、シート本体が透明なため目立たず、薄くて軽く、ガラス等にも貼り付けることができ、設置場所を選びません。そのため、看板の3D表示、鉄道の駅構内など各施設における案内表示の立体化、ショウウィンドウにディスプレイされた商品の周囲への各種情報やデザインの投影、各種のジェスチャー入力機器や非接触スイッチにおける空間上の感知部分を可視化するなど、幅広い用途が考えられます。


昨今ではスマートフォンの急速な普及に伴い、あるいは玩具などでも使われるようになり、AR技術の類が少しずつ、そして確実に普及を見せ始めるようになった。広告手法としての使われ方は海外と比べるとまだまだ序の口だけど(やはり絶妙のタイミングで発生した震災と、その後の電力周りの忌避感が大きなネックだったな。ただでさえスマホの普及が海外から遅れていたのに、これで決定的な遅延が生じてしまった)、それでも少しずつ使われ始めているのは頼もしい。

で、そのARの世界に新たな世界が開かれそうなのがこの技術。動画がまだ公開されていないのでどの程度の質なのかがはっきりと把握できないのだけど、「3次元の静止映像を空間に投影する」って点だけでもかなりの高ポイント。さらに複数枚重ねあわせができることから、色々な応用ができるってのも素晴らしい。

「プレートまたはシート1枚とLED1個のみ」とあるけど、どんな仕組みなんだろうか。具体的な利用例を見る限り、それ単体で完結している小型ユニット化が出来そうな雰囲気なんだけど。

今件「透明プレート型空間投影技術」は、2014年10月7日から11日まで、幕張メッセで開催される「シーテックジャパン2014」で展示されるとのこと。どれほどの工程が必要か、コストはどれ位か、ランニングコストは、耐久時間はなどなど、気になることは山ほどある。現場での撮影映像もその展示の際に撮られて動画サイトにアップロードされるだろうから、それを楽しみに待ちたい所だな。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月 4日 08:20に書いた記事です。

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