JR西日本が前日から全線運休を決めていたのは「タイムライン防災」に従った正しい施策だった

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先日日本を縦横断した台風19号。相当大きな規模であり、上陸予想もそれなりに高い精度で行われたことから、各種交通機関では上陸前日(12日)あたりから運休が決定されていた。......のではあるのだけど、知名度が高く見識もあり、その知識や経験を他人に教示することを生業にしている方が、今件の停止措置に絡んで色々と「しでかしちゃった」ことで、物議をかもすことになった。もっともJR西日本の姿勢を非難する人はほとんど見受けられなかったけど。

で、このJR西日本の早期における停止決定について、国土交通省の分科会で決定されたガイドライン「大規模水災害に備えたタイムライン(防災行動計画)」に従っただけであることが判明したという話。


配布資料においても交通サービスでは想定影響時刻の24時間前から18時間前において、運行停止手順の確認と、運行停止手順の公表が明記されている。「事前の協定に基づき、緊急避難路(の策定、確認)・運行停止」とかね。

今年の2月に大雪で鉄道交通機関において、数日閉じ込められたままという状況が発生したこともあったし、早めの決断ってのは運行側への営業上の損失は大きくなるかもしれないけれど、より確かな安全確保という点では良い話に違いない。いざ自分自身にデメリットが降りかかるとなると、逆切れして声高に非難する声は必ず生じるものだけど、そういうノイズに惑わされず、より確実な手立てを粛々とこなして欲しいものだ。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月15日 06:37に書いた記事です。

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