【MRJロールアウト!】
先日、MRJ1号機目のお披露目式が開催されました☆
ANAは2008年にMRJの導入を決定し、世界に先駆けて25機を発注。
世界に誇る「初の国産ジェット旅客機」MRJの初号機受領予定は2017年です☆ pic.twitter.com/qri3dUmyWH
— ANA旅のつぶやき【公式】 (@ANA_travel_info) 2014, 10月 20
ロマンの象徴ともいえる三菱のMRJが先日ロールアウトされたということで、巷ではその画像や映像がボンガボンガと展開され、おおこれがかのMRJかと再認識させられた次第。久々の国産旅客機ということで、色々と期待を寄せる声や記事が見受けられた。
一方でこんな話も指摘され、なるほど感を覚えさせられる。
三菱からMRJロールアウトの写真が送られてきたけど。「改変はご遠慮ください(トリミングは問題ありません)」という注意書きが目を引いた。
— 石川潤一 (@oldconnie) 2014, 10月 20
TLで、MRJの報道用写真で塗装コラージュしてたのを見たけど、応援しているのかしてないのか無邪気なもんで、拡散される場所に置く人もいるわけで。 旅客機のブランドイメージを形成する苦労が分かって貰えると良いねえ・・・
— きみ_Lica (@kimi_lica) 2014, 10月 20
昨今は画像の加工ツールも高性能化して、コラージュ技術もアップしたものだから、当然MRJに関しても色々な人たちがコラージュした作品をちらほらと見受けることができる。ただMRJは元々民間旅客機として開発製造されていることもあり、海外に展開するという観点でも、イメージがとても大切になる。軍用機(当方が見たのは旧軍の一式陸攻的なカラーリングがされていた)的な色合いのコラージュなどは、まさに企業側の思惑に反するもので、それこそイメージを損なうものとして訴えられても文句は言えない。自然食品のパッケージに「合成直食料山盛りです」的なものをホンモノであるかのように書き加えるようなもの。
さらに困ったことに、この類のコラって出来栄えが良いと、創った本人はジョーク、フェイクのつもりでも、画像そのものが独り歩きして、まるで本物であるかのように伝えられてしまう。そして画像や動画による印象は、後程事実が伝えられ、それがニセモノだと判明しても、心の奥底に刻まれてしまいかねない。そういう印象の悪化を懸念してるからこそ、わざわざ写真に「改変はご遠慮ください」と記述しているのだろうな。当たり前の話だから、普通はそんなことしないもの。
...ただこの類のフェイク、コラって、下手すると個人ベースでは無く、報道機関レベルでもやらかしかねないんだよな、想像図とかイメージ図とかいう大義名分を使って。
色々と考えさせられるお話ではある。
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