NHKまで「噴火の犠牲に...残された人たちは」という題で御嶽山噴火の犠牲者やその遺族関係者のプライヴェートに踏み込む報道を始めた。少し内容を確認してからすぐにチャンネルを変えた。こういう報道は要らないと意思表明していくしかない
— ひらっち(クラシカルP) (@hiratti_classic) 2014, 10月 2
いま、御嶽山の報道で言うべきことは、犠牲になった方々の美談や近所の評判よりも、10月や11月の連休に別の山に紅葉を見に登山する人への安全情報じゃないかなぁ。入山カードの書き方とか、避難場所の探し方とか。噴火以外にも、秋の登山では急な寒気で遭難する人が多いんだし。
— 神田大黒●10月の出雲は神有月 (@yamashita99) 2014, 10月 2
先日から何度かお伝えしている御嶽山の噴火災害。普賢岳以上の死者を出すという残念な結果に終わり、しかもなお今でも捜索が続けられている状況にある。そのような中で、早くもこういった類の報道が始まっているとの話。そりゃ確かに視聴者の中には、そういう話があれば好奇心などで見聞きする人もいるだろうし、他社がやるならうちもやらねばという競争原理が働くのも理解は出来るけど......けど、やはり「意思表明」、いや「意志表明」をしていくしかないのだろうな。
そして指摘にある通り、御嶽山の災害・関連情報に限った話でも、それよりも優先順位の高い事はいくらでもあるはず。
なるほど確かに「死者数xx名」という数字だけではなく、犠牲者一人ひとりにそれぞれの人生があったことを知ることで生命の重さを実感するという意味ではこういう報道も意義があるのかも知れない。しかしそれが必要なのは災害が終息して関心が薄れ、教訓を生かせない危険が出てからではないだろうか。
— ひらっち(クラシカルP) (@hiratti_classic) 2014, 10月 2
犠牲者のプライヴェート報道に割くリソースを「軽登山でも登山計画書(入山届)を書こう!」キャンペーンに回すだけでも報道の意義が増すと思うんだけどな。噴火発生時に入山していた人数が把握できていないために捜索活動に終わりが見えず捜索隊が危険に曝されるリスクが大きくなっているわけだし。
— ひらっち(クラシカルP) (@hiratti_classic) 2014, 10月 2
まったくもってその通りで、優先順位を入れ違えている感があるのよね(視聴率やコスパの点では確かに「犠牲になった方々の美談や近所の評判」の方が割りがいいんだろうけど)。一方で他の山の噴火周りでリスクを煽っておいて、そのリスクへの対処法とかを後回しにするってのは、どうなんだろうなあ。
Yahoo!ニュースに御嶽山噴火の行方不明者数が確定できない点について、登山計画書の未提出問題と、ネットでも提出できるような取り組みについて紹介しますた → 登山その前に。登山計画書の提出を(dragoner) - Y!ニュース http://t.co/DdTqT20C3E
— dragoner@C86金曜西く32a (@dragoner_JP) 2014, 9月 30
先日掲載した記事【山登りの際には登山届を提出するのを忘れずに...って、どんなのを、どこに?】とか、上記にあるお話のようなことって、本当はテレビや新聞などの、公知力が絶大で社会的存在意義も大きい従来メディアが率先してやらなきゃならないこと、のはずなんだけどね......。
そもそも自殺周りの話でも言及しているけど、遺族のプライベート情報って必要? 思いっきり疑問に思うのだけど。そしてそれって「報道」?
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