いい年をした大人が艦これをきっかけに史実を勉強したと言うと、馬鹿にする人がいるんだけど、元々の知識がどれだけで、新たに勉強したことによってどういう新たな知識を得たのかを知りもせずに馬鹿にするのって、かなり思い上がった見方だと思う。私はいくつになっても知識欲がある人を尊敬する。
— モトケン (@motoken_tw) 2014, 10月 5
先日の戦場ジャーナリスト先生による「艦これで勉強とか鼻が笑ってへそで茶を沸かす。俺みたいに戦場に来い」ってのは問題外の話ではあるのだけど、エンタメ部門で一定の支持者が集まり、そのエンタメの作品をもとに真面目な方面へのアプローチが成され始めると、必ずこの類の誹謗中傷が沸いてくる。そういう意見をなされる方々は得てして、そのエンタメ部門の作品を卑下したいがために、行為自身も否定するのだろうけれども。
でも実際には、上の指摘にある通り、結局のところ、何を成すことができたのかが一番重要で、そして次にどのようなきっかけでも、何歳になっても、知識欲を持ち、それを行動に移す行動力を有している人は賛美されることがあっても、叩かれる対象にはなり得ない。むしろその叩く行為こそ、恥とすべき。
きっかけは何でもいいのよ、要は。行程、そして結果が大切。ゲームやテレビ、漫画に影響を受けずに育った人ってどれ位いるんだろう。それを考えれば「ゲームに影響されて勉強するなんて馬鹿げている」という非難こそが、馬鹿げていることに気が付くはずなんだけどね。第一その人自身、自分の知識や経験の中で、エンタメ部門のあれこれにまったく影響を受けなかったと言い切れるかな?
そもそもゲームや漫画などは、受け手に夢を与え、想像力を育ませ、新たな知識欲を想起させるためのきっかけとしての存在意義もあるんだから。
第一そんなこと言ってたら、プロ野球やプロサッカーの様子を見て「野球選手になりたい」「サッカー選手になりたい」という子供をも馬鹿にしなきゃならなくなるよなあ......それとも「艦これ」は特別なのかな。ではなぜ特別扱いするのかな?
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