コンテンツ盗用と真の作者への「自分の作品だ」宣言...盗用の闇は深い

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これまでにも何度か手口を紹介、解説しているコンテンツ盗用系のツイッターbotアカウントとは別に、個人による盗用も問題視されている。こちらはビジネス云々というよりは、名声を得るため、ちやほやされたいためというのが主目的。

この場合は一部「大きなおともだち」の事例もあるけれど、概して(そして状況から察して)LINEなどをよく利用する未成年者の類。ツイッター上でLINEや身内での直のやり取りと、ツイッターなどによる公の場でのやり取りを混同している、あるいは社会的ルールや決まり事を把握する前にツールの便利さを知ってしまい俺様ルールが行動の大前提となってしまった事例。そのような事例の場合は概して自分が問題行動をしているという意識そのものが無い(善悪の目差しそのものを持っていないのだから仕方がない)ので、正論で突っ込まれても自分がなぜ怒られているのかが、自分のしていることがなぜ悪いのかが分からない。むしろ逆切れするのがオチ。今件もそれに近い。


ちょっと冷静になって考えれば、人が権利を主張しているものを自分の物だと語ることが正しいのか否かってのは、ネット上のコンテンツ云々以前の問題なのだけど、それを理解するだけの経験や知識がまだ備わっていないのが悲劇的ではある。

なんというのかな、雰囲気的にだけど、幼稚園に上がる前の子供同士における、おもちゃの取り合い的な雰囲気を覚えるのだよね、今件のやりとりも含め、盗用側の一連の行動様式を見ていると。まさに「ルールを知らずにそのまま出来ることだけを知ってしまった」、そんな感じ。

ツイッターも含めインターネット上では色々な便利ツールやサービスが展開され、利用ハードルも低いので、未成年者もバリバリ使うことが出来る......けど、単純に使用可能なのと、スマートに使うってのは別の問題。自動車を運転すること自体は誰にでもできるけど、正しく事故のないように使うには運転免許証を取得して、社会倫理も守った上で運転しなきゃアウトってのと同じなんだよね。

今後もこういう類の問題は頻発するんだろうなあ。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月 7日 07:59に書いた記事です。

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