有名な話、大戦中のフランスの捕虜。不自由な男所帯で荒むのを避けるため、13歳の美少女が一緒に暮らしていると想定した。みんなが彼女を意識して礼儀正しくなり、ついには誕生日プレゼントを用意したりする始末。ついにはドイツ兵も本当にいるのかと捜索。この少女のおかげで全員が無事帰還した
— ちていのき (@baritsu) 2011, 11月 28
有名な話、とはあるのだけど当方はこの話は初耳だったので、当方の知識不足か、あるいは今件そのものが一つの小噺的なものかもしれないけど、興味深い内容ではあるので覚え書きも兼ねて。「フランスの捕虜」とあるからフランス本土での話なんだろう。フランス兵とは限らないだろうけど。
野郎共ばかりいる世帯ではどうしても荒れてしまうことから(映画のように理路整然と生活するってのはなかなかできない話だろうな、先任将校みたいなのがいれば話は別だけど)、その場に「13歳の美少女」がいることにして、その設定で皆が暮らすことにした。すると皆がそれを意識して礼儀正しくなり、誕生日プレゼントを用意するまでとなる。そのような捕虜の態度に、捕虜収容所を運営しているドイツ側も、その「架空の少女」を探すほどになる。でも居るはずがない。で、結局、大きなもめ事も無く捕虜全員が皆無事に戦争が終わるまで過ごすことが出来、無事に帰還できたという話。
若い女だったら喧嘩になるんじゃないか、みたいな解釈もあった
— 熊谷杯人 (@kumagaihaito) 2014, 10月 7
@kumagaihaito 自分が聞いたことあるのはこの通りの少女でしたね。レディーに見られてるとのことで行動に規範が出来たとか...
— kaz(エルモ) (@ysmt86) 2014, 10月 7
指摘の通り話そのものが結構色々なバージョンがあることなどから、恐らくは尾ひれはひれがついたネタ系の話だとは思うのだけど、マーケティングで使われる、いわゆるペルソナ戦略的な雰囲気もあり、興味深い。あるいはごっこ遊びとか、演劇的なもの、とでも表現できるのかな。
「●×が居るつもりで」ってのは、今件のように13歳の美少女でなくてもいい。何なら好きな作品のキャラが居るつもりでもいい。自分の行動に規律を持たせるという手法としては、結構面白い切り口ではあると思う。想像力が多分に必要となるし、一歩間違えると大変なことになりそうだけど。
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