あっさり見つかった。後でフォローします.@Ksyzr さんの「『収容所の架空少女』の原典」をお気に入りにしました。 http://t.co/BcpCYa9j7G
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 7
先日の【美少女が居るように想像して礼儀正しくなった捕虜達の話】の話、具体的にはフランスにいた連合軍側の捕虜たちが、野郎共ばかりだったので、架空の少女が同居していると仮定して共同生活をはじめたところ、皆が整然と生活するようになり、ドイツ兵側も不思議がるような状況となるほどに。そして無事に戦争まで誰も命を失わずに過ごすことができた......というもの。その記事の時点で「貴婦人だったような」という話もあった通り、どうも大本の話がはっきりしない。
そこでキーワードをいくつか入れ替えて再検索したところ、あっさり正解が見つかったという次第。
元々大筋の話がフランスのレジスタンスの作り話として存在していて(ロマン・ガレー『自由の大地』)、それがいくつか転用・改変されていくうちに、レジスタンスが兵士となり、設定対象の貴婦人が少女となり、他にも色々と手が加えられて、今伝わっているような話となった次第(話の「改変」には日本人も絡んでいる。詳しくはリンク内のまとめ記事を読んでね)。先の記事で「貴婦人だったかも」というのは、より原典に近い版を見聞きしていたからなのかもしれない。
この話もまた、結局のところ都市伝説みたいなものとして、今後も語り伝えられていくんだろうな。ペルソナ戦略とか、昨今の擬人キャラクタへの取扱いとか、さらには日本の慣習というか考え方の一つ「八百万の神(やおろずのかみ)」という観点では興味深い話ではあるんだけどね。
そう、つまり少なくとも今件に限れば「少女を妄想して秩序を維持できた捕虜たちはいなかったんだ」ということで。
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