子供が何でも「妖怪のせい」にしてしまうって記事あったけど
大人はそれを「魔が指した、つい出来心で、誘惑に負けて、不徳の致すところ」って言い換えてるだけだから気にしなくてもいいよ
— ピンキーweb@10月も療養中 (@pinkyweb_tw) 2014, 10月 7
「妖怪ウォッチ」では何か世の中におかしな事象が発生すると、「これは妖怪のせいだ」と推測し、実際にその所業をしでかす妖怪が登場して退治したり諭したり......という話がよく展開されるので、「子供が何でも妖怪のせいにして責任転換をしてしまう、教育に悪い」というツッコミがなされることもある。でも妖怪ってのは元々昔の人の、説明がしにくい事象を自分自身で納得させるための架空設定した存在のようなもので、いわば人間の本質的な防衛反応の体現化であり、何もおかしな話では無い......ってのは【「妖怪ウォッチ」で遊ぶ子供は「誰か他人のせい」との逃げを覚えるようになるという警告について】や【「妖怪のせいにする」が実は良いことだという話】などでお伝えした通り。
で、その「妖怪のせいにする」周りについて、もっとシンプルに、否定的な大人を納得させる説明ってのが今回紹介した事例。要は「大人だって魔が差したとか、つい出来心でとか、誘惑に負けてとか、不徳の致すところでとかいう言い回しで、色々な事柄、特に不祥事的な話を説明するよね。それと同じ。『妖怪』ってのはあくまでも、子供に理解しやすい形での『魔が差した』的なもの」というもの。よく考えてみれば「魔が差した」って言い回し一つとっても、悪魔が心にささやいて誘導したように、誤判断をしてしまう、行動を誤ってしまうってことだからね。
あるいはもう十年位したら、「魔が差した」「不徳の致すところです」と同じように「妖怪のせいで」という言い回しも、普通に大人も使うようになるのかな(笑)。
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