もうなんのお店だか分からなくなった東京チカラめし

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【東京チカラめし】


「蒲焼さん」はさすがにネタ的な話ではあるけれど、当方のかつての行動領域内で運営されていた東京チカラめしも、以前レビューしたように「それなりに美味げではあるんだけど、味がのっぺりしててしかも濃いので、一度目はなるほど感で食べられるけど、二度目はちょっと......」という感じだったのを覚えている。しかも接客姿勢はお世辞にもよいとは言えなかった。

そしてその後、そのお店も閉店してしまい、チェックする機会がなくなったのだけど、【牛丼戦線異常あり!?「東京チカラめし」約8割の68店舗がカラオケ店のマックに売却】にもある通り業態をかなり縮小し、さらにメニューもかなり迷走している状況だという話を見聞きしてはいたけど、久々に公式サイトを見てみたら、もう何が何だか分からない、焦点が合っていない総合めし屋さんになっていた。大衆食堂的な? なんかこう、軸がないんだよね。


牛丼チェーン店業界に焼き牛めし的なもののブームを創ったのは事実だけど、結局容易に類似商品を展開された後は鳴かず飛ばず。まさに一発屋的な感じだったのは否めない。でも仮に、その一発を大切にして成長を続けていても、上記の指摘にある通りオペレーション部分で問題を抱えていたから、恐らくはすき家と同じような状況に陥っていたのではないかな。当方が実食した時にもワンオペ状態だったし。当方とあと一人しかお客が居なかったのに、メニューを間違えるという失態までやらかされてしまったほど(汗)。


公式サイトを見ると東京都内の店舗は9店。そのうちラーメン兼用は2店。とはいえラーメンを出すところでも焼き肉などは出しているので、一応「東京チカラめし」としては残るんじゃないかな。まぁ、牛丼御三家も色々と苦労している状況なので、今後生き残れるか否かは厳しいところだというのが実情だけど。

個人的にはもうひと頑張り、何かまた面白い企画でどーんと花火を上げて、牛丼業界を楽しいものにしてほしいねえ。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月10日 06:27に書いた記事です。

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