匿名を必要以上に嫌い、実名で無いのをことさらに非難するという実例

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先日、某意識の高い方による匿名は悪・実名は正義的な主張を声高に掲げながら自分自身は匿名的な立場にいたという話があったことに絡んで。以前【「匿名文化が差別発言を引き起こした」という幻想は一言でひっくり返せる】なる記事を挙げたところ実名至上主義的な方から色々と「ご意見」をいただいたのだけど、それに近い香りがしたので、覚え書きも兼ねて。そういや最近YouTubeのコメントが荒れた関係でGoogle+との連動が必須になったけど、荒れる状況に変わりはないよねえ、とかいう話もあったし。実名ってのは担保の一形式でしかなく、絶対無敵な免罪符ではないんだけどね。


要するに実名ってのは裏付けの要素の一つ、何らかの問題が生じた時の保険的なもの、第三者が当事者を判断する際の材料でしかない。どこぞの得体も知れない人が実名を挙げるより、何年も継続して日記を書いていたりツイートをしている人のハンドルの方が、よっぽどその名前の意味はあるし、明確にする価値はある。そして往々にして、実名を挙げろと声高に叫ぶ場合、その裏には「その実名を基に色々と探して、痛くない腹を探ってやる」的な意図が見え隠れしているからタチが悪い。

で、このあたり、要は実名ってのも実のところ、対象者の情報を補完する情報の一つでしかないってのは、次の解説でわかる。


実名とて、ネット上の対象を裏付けする符丁、ひもづけされた情報の一つでしかない。実名こそがすべてで万能な情報だと思っていたら大間違いなわけだ。......そして後半部分の報道機関周りの話もなるほど感。というか、実名がすべてを解決するわけではないってのを自ら証明しちゃってるわけですな。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月12日 07:57に書いた記事です。

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