正直に告白すると先月5年ぶりくらいにラブプラスを起動したらネネさんに「久しぶり。元気にしてた?」って言われてネネさんより年上になってしまって、例えゲームでも一応恋愛してたわけで、この人はこのまま年を取らずにずっと俺を好きなんだろうなぁとか思ったらボロボロに泣きました
— まつじゅん (@shinimasyo) 2014, 10月 13
これはのめり込み度が高いゲーム「ラブプラス」での話ではあるけれど、対象が人間で無い、さらには実物で無い架空の物事(ゲームとか物語とかアニメとか)との関連性を強く覚えてしまい、リアルと同じように相対する錯誤をしてしまう。しかし対象は実物では無いので、実物とは異なる状況変化を見せると、現実とのギャップに色々と複雑な想いを起こすことになる。アニメの中の憧れのお姉さん・お兄さんが、いつの間にか自分より年下になっていた、とかね(「ToHeart2」の「タマ姉」が好例)。
ゲームの中のキャラクタは、そのゲームソフトが壊れたり喪失しない限り、電源を入れればいつでも同じ対応を示す。経年変化は無い(最近ではタイマーに連動する形で時間経過を反映させるタイプのも出てきているけど)。実際の時の流れとゲームの中の永遠、そのギャップで気がつく現実。せつなさ。これは映画でも漫画でも小説でも変わらずありうる体験ではある。ゲームのデータも小説の類もアニメも、それが情報という実態のない存在である以上、時の流れと共に色々と混じったりして変化はしていくかもしれないけど、ずっと生き続けていく次第。
オタクがインスタントに捨てた二次元の女たちは今も歳を取らずにオタクのことが好き
オタクはファッションのように女を乗り換えていく
— まつじゅん (@shinimasyo) 2014, 10月 13
まぁ、そのように考えると、ある意味シュールな話ではある。
そして相手が情報であることから、
ラブプラスツイート伸びてるけどそのうちパクツイやいろんなbotに複製されて発信元の俺の情報は薄れて、ツイートは純粋なコンテンツとして研磨され、俺は匿名化されてネットの海に漂い続けるんだろうな、って思ったらなんか自分が永遠の生命を得たような錯覚に陥った。
— まつじゅん (@shinimasyo) 2014, 10月 13
という発想もできる。何をもってして生命とするのかという定義あたりまで考えると、それこそ「攻殻機動隊」あたりに出てきそうな話ともつながってくるし、シナプス周りの仕組みも似たようなものだなあ、ということになり、色々と興味深い。
もちろん「ラブプラス」でそこまで考えてプレイする必要はないのだけども(笑)。情報ってなんだろうなってことを今件のような話とか、結構昔の自分関連の書き込みを見つけた際に、ふと頭に思い浮かべたりする。昔の自分のようすをアルバムの写真で見た時のような、そんな不思議なひとときって感じかな。
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