①再生エネ新規受け入れ停止の件、当時からリスクとして警鐘が鳴らされていた問題でした。ドイツを始め、先行事例があったにも関わらず、こうした事態を招いたことに改めて政治の責任を感じます。太陽光バブルと呼ばれる事象を引き起こした事業関係者・マスメディア・世論、それに突き動かされた政治
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2014, 10月 14
②当時、ある事業者が設立した再生エネの協議会に千葉市が参加しないだけで「再生エネ導入に消極的」と言われたり、本当に異常な雰囲気でした。電力というのは産業の根幹であり、国民生活に極めて影響の大きい分野です。確かな予測とそれに基づいた着実なエネルギー転換政策が必要です。
— 熊谷俊人(千葉市長) (@kumagai_chiba) 2014, 10月 14
地方自治体......に限らず公的機関の長としてのインターネット、特にツイッターにおける情報発信の手腕としては恐らく日本で三本の指に入るのではないかと評しても誰も否定をしないであろう、千葉市長の熊谷氏。先日から【太陽光の電力買取で渦巻く利権と投資感覚と思惑と】や【太陽光買取の仕組み(FiT)、誰が得をするのか、むしろ個人で地産地消の方が良いのではないか】などで伝えている、電気事業者による太陽光発電をはじめとした再生エネルギーの買取停止に始まるどたばたに関して、改めて警鐘を鳴らしている。指摘の通り同市長は協議会周りで随分とバッシングを受けていたから、それについて「異常な雰囲気」を肌身で感じていたんだろうな。そしてその姿勢が確固たる意志のもとで成されていたことが改めて確認できるお話。
「狂乱の時代だったから仕方がない」と感情論を持ち出して自己弁護をする人も出てくるだろうけど、情報伝達がままならない昔ならともかく、この21世紀で......という感はある。逆に感情が相乗的に増幅される可能性もあるけど、結局は自分の心の持ちようだからね。政治の責任とはあるけど、むしろ「事業関係者・マスメディア・世論」の方が問題じゃないのかな。今件に限ればある程度「首謀者」は明確化されているわけだし。
再エネは良いものであり、かつ不便で使いにくいものでもある。長所と短所が極端なものだと思ったほうがいい。だから絶対礼賛をスべきものでもないし、絶対否定するものでもない、また出力特性からみれば、原発云々とは全く議論を別にして進めるエネルギーだと思う
— 翼の折れたきたきつね。もふもふ (@northfox_wind) 2014, 10月 15
てか、単体での発電機としてではなく、系統に繋ぐためのエネルギーシステムとしてはまだまだ未成熟な再生エネを、急いで普及させる意味が解らない。前にも言ったけど、これで「やっぱダメだ」って烙印押されたら、開発ペース落ちるんでないかね
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 10月 15
当方も何度か指摘しているお話ではあるんだけど、上で語られている通り、今件で太陽光発電などの再生エネルギー周りの開発が、逆に足を引っ張られる可能性が高いんだよね。元々再生エネルギーにもっとも資本を投入していたのが電力会社で、その電力会社の手足を縛って資金繰りを悪化させ、その上でこんなどたばたを起こしたんだから。騒動が鎮まって精査をすれば、「失われた再生エネルギーの10年間」とすら呼ばれることになるかもしれない。その分、懐を温めた人たちもいるんだろうけど。
@dragoner_JP サンシャイン、ムーンライト、ニューサンシャイン計画をあわせても、地熱発電投資分は2000億円ちょっとじゃないですか?
— akabeko100 (@akabeko100) 2014, 10月 15
@dragoner_JP あと日本は地熱を「温泉」として有効活用していて、発電に使ってしまったら、温泉への影響が懸念されます(下呂温泉で地熱発電を断念した経過があります)。温泉として使われているエネルギーを換算して国際比較しない「8位」は不公平かと。
— 滝山一 (@Mt_tacky) 2014, 10月 15
......今度は地熱発電周りで「核心的利益」の元に色々と間違った話を浸透させようとしている動きも出てきているし、ね。
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