「結婚できない人をゼロに。」「えっ」

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先日所用で六本木に足を運んだ際に目に留まった、というかビックリさせられた電車内広告。「結婚できない人をゼロに。」のキャッチフレーズをゼロの形の中に取り込んで、デザイン的にはシンプルながらも訴求力の強いものとなっている。その点だけでも広告としては合格点。でも何より驚いたのは、そのキャッチコピーそのもの。

公知対象がいわゆる婚活系企業だから、その意味は分かる。要は自分達がどんどんお手伝いしますよ、的な意気込みをそのまま言葉にしたのだろう。しかしパッと見ではむしろ「結婚できないの、あらそう? よろしいならば貴君の存在は無かったものとしよう」という、まるでディストピア的なイメージが脳内にビジュアル化されてしまった。コンカツ、コワイ!

まぁ数理的にも分子を増やす以外に分母を減らしても、目標は達成しうる。思わず「怖い考えになってしまった」的な方向で読んでしまうのは、SF系のお話の読み過ぎなのかもしれないな。陳腐な近未来ショートショートのネタは一つ二つ得られそうだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月18日 07:47に書いた記事です。

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