事前察知が出来る・情報交換が容易...エボラ出血熱対策の情報混乱リスクの点で救われている点

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アフリカでの流行に端を発し、世界各地への感染が危惧されているエボラ出血熱。直前にテング熱が国内で取り沙汰されたこともあり、その時の混乱ぶりを見るにやや不安視する向きもある中で、特に問題とされているのが「情報混乱リスク」。要は震災の時のように、情報の錯綜やデマの流布でリソースが無駄遣いされたり、判断ミスが生じてしまうというもの。ただエボラ出血熱の場合は、少なくとも「到来する可能性がある」との状況をかなりリアルな形で察知できているし、そのための備えの時間も(それなりに)ある。それが幸い。

日本で感染周りで限定すると、直近では新型インフルエンザが好例となる。口蹄疫は対人間ではないし、震災は自然災害でしかも海外から来訪したわけでもない。


その新型インフルエンザの際にも、リソース不足や権限統括の問題、そして報道による煽動などを起因とした情勢の混乱や支障などが挙げられる(これは新型インフルだけでなく震災後においても、医療機関関連で複数の調査結果が出ている)。有事......といってもいいんだろうな......の際の統括権限の設定や、情報に関する管理(あるいはノイズを打ち消すほどの公的な情報配布の仕組みの設定)が必要なんだろうな。一度様式を創ってしまえば、ある程度類似の問題にも対処できるし。

良い機会でもあるし、海外のように非常事態省の類の省庁を創っても良いのかもしれない。リソースをどこから持ってくるのか、という問題もあるのだけれども。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月20日 06:42に書いた記事です。

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