熱や鼻血が出たらエボラだと大騒ぎし、
エボラ発生地域は汚染されてるから廃県にしろと叫び、
流行国差別を始める人々が出ても私は驚きません。
福島原発事故時に散々見た光景だから。
<エボラ出血熱、日本で発生したらどうなる
http://t.co/r79FzqkMpX
— ryoko174 (@ryoko174) 2014, 10月 17
ちょいと前の記事でも触れている、エボラ出血熱に絡んだ日本国内における情報混乱周りを示唆するお話。概要は上にある通り......というかほぼそれでオシマイ。内容はリンク先から確認してほしいんだけど、どうも違和感を覚える。
掲載先はヤフー。でもよくある転送元からの転送記事。「調べました」にしては随分スカスカの内容で、検索すれば10分で集約できそうな内容に「ハテナ」が頭を支配する。で、引用元「withnews」をたどると、今流行のバイラル系と人力QAの合算的サービスだった。いつの間にか登場していたんだろう、このサービス。それにしては......
「withnews」のセールスポイントは「読者と共に"気になる"を解決するサービス」とのこと。元々のトリガーが新聞記事をメインとし、そのハテナについて「新聞社がニュースの後追い的、フォロー的な内容を展開していく」というもの。新聞社...? ということで記者一覧を確認したら、記者一覧に登場するのは朝日新聞社のみ。そしてサイトのコピーライトにも「Copyright (c) 2014 The Asahi Shimbun Company.」の文字。
【まんだらけの窃盗事件での「さらし行為」を朝日新聞が評していわく「正義は勝つ! 俺が正義だ!」】でも触れた、「核心的利益への追及を多方面で」的な動き......にも見えるし、積極的な情報展開へのアプローチと評価することもできる。見方は人それぞれだけど、その記事を書いた直後に確認できただけに、やっぱり色々と考えてしまう。
もっとも、先の「しらべぇ」のグラフ問題同様(運用元はまったく別だけどね)、展開先での質のコントロールが出来ていない感は否めず。なんかおざなりというか、今こんな感じのシステムが流行っているっぽいので、このビッグウェーブに乗らねば的に、適当にリソース割り振って、ちゃらちゃらやってるような感じが否めない。何というか、意気込みが、ね。
そして「withnews」に限定すると。新聞記事のフォロー的内容を、本腰をいれてやるのなら、それこそ新聞サイト、新聞そのものに掲載できる質にすべきだし、その位の質に仕上げたのなら新聞サイトなどに掲載した方が望ましいのでは、ということになる。どことなく矛盾しているんだよね、存在そのものが。せめて「withnews」そのものを朝日新聞(のサイト)と完全に、良くわかるような形でリンクさせないといけない。それをしないのはなんでだろう。
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