ご飯にスープを、ではなくスープにご飯を、の発想

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ご飯に味噌汁などの汁ものをかける、いわゆる「ねこまんま」的なものは食べやすさと絶妙な美味しさでついついやってしまうものだけど(ぶっちゃけると薄めのカレーライスだって似たようなもんだよね)、その中でもコーンスープのようなとろみがあるスープの場合、絶妙な味わいを覚えるものがある。その味をさらにとことん追求したのが、この「ごはんを入れるとおいしくなるスープ」。スープのたっぷり感を堪能するため、ご飯にスープではなく、スープにご飯をぶち込もうというお話。クルトンみたいな考え方なのかな。

ご飯にスープをかけることによる旨味については、リリースでさり気なく、でも非常に重要なお話として語られている。いわく、

ごはんの成分の約77%はデンプンです。そのデンプンを旨みに変えるために必要なものが水と熱です。スープにごはんを入れることで、スープの水分と熱によりごはんのデンプンが旨みに変わり、それが溶け出してスープをよりおいしくします。

...なるほど。よりいっそう美味しく思えるのは錯覚でも何でもなく、そういう仕組み「も」あったんだ。単純に「ご飯にスープ」より「スープにご飯」の方が、スープ比率が高まるので、それが旨みの秘密なのかなと思っていたけれど、ちゃんと食の科学的な話で理由があったのだな。

良く噛まないと消化の上では好ましくないことから、その点には注意しなきゃならないけれど、これから寒くなってくるとこの類の食事が美味しくなる。ちょっと覚えておいてもいいかな、ということで覚え書きる

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このページは、不破雷蔵が2014年10月21日 06:43に書いた記事です。

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