「議員のうちわが第一」空転中の国会で審議されている議案

| コメント(0)


報道上ではあえて「空転」という言葉を使っていないけれど、事実上の審議拒否による論議の遅れで、いくつもの重要法案が可決成立が厳しい状態に陥っている。かつて「国民の生活が第一」という政党もあったけれど、これでは「議員のうちわが第一」と揶揄されても仕方がない。

例えるなら県境で事故が発生し、双方の県から救急車がやってきて、片方の救急隊が「早く怪我人を病院に運ばないと」と急かしているのに対し、もう片方が「管轄問題だ、どちらが運ぶかについて討議が必要」「越権行為だ、貴君らの処罰を」などと騒ぎ立てる状態。けが人はどう思うのだろう。ってそれが理解できている、あるいは価値判断基準がしっかりしているのなら、そもそもこんな問題は起きないのか。


まぁ元々自ら提出した法案を審議拒否するという経歴を有していることもあるし、コピペを探してみると山ほど理不尽、あるいは幼稚園児の戯言レベルでの審議拒否内容がずらりと出て来るし(これが冗談や捏造では無くマジモノだから頭が痛い)。

現時点では「新しい大臣が所信表明を行うまでは審議拒否」ということになっているけれど、これまでのパターンからして、仮に所信表明をしたらしたでその内容や対応に関して難癖をつけて審議拒否をするのは目に見えている。

......現在審議中の法案の中で、それほどまでに成立したら都合の悪いものがあるのだろうか。例え日本全体のリスクが積み増しされても、それよりももっと「自分達にとって」重要なものがあるのかな、と勘繰られても仕方がない。

で、それって国民の代表としての、代議士の行動としては正しいことなのかしらね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2014年10月23日 06:59に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「広大な面積と夜間は発電できないこと、だからこそ...太陽光発電のもう一つの弱点」です。

次の記事は「迷走続くマクドナルド、いったい何があったのか」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30