駆け落ちの語源を調べたら元々は「欠け落ち」と表記して、集団から欠け落ちるというところからこの語が用いられるようになり、他所の土地へ逃げ込むという意味から「駆け落ち」に変化したものっていうのがあって中々に興奮した。世界からふたりだけで欠落するってすごくぐっとくるものがある。
— ひよめ (@hytter_) 2014, 10月 20
この類の話はそれっぽい内容をそれらしく語るフェイクだったりする愉快犯的なものもしばしば見受けられるので、一応裏とりをした上でOKということだったので覚え書きも兼ねて。地域に根付いた集団生活を半ば強要される昔の領民生活において、その場から何らかの理由で逃げ出して(管理行政側から見て)行方不明になる場合を欠け落ちと呼び、その行動のうち男女の恋愛が元での奔走を駆け落ちと呼ぶようになった、ということ。
忍者の抜け人みたいな感じで、当然組織側からは認められるはずも無く、犯罪者的な立ち位置で(実際、欠け落ちの場合は犯罪だけど。年貢が払えなくて逃げ出す場合とかね)の生活を強いられることになる。物語でも駆け落ちした二人が後半部分に両親などに見つかって引き裂かれるみたいパターン、あるもんね。
まぁ今の「駆け落ち」の話をいろいろ読み書きしたりする人にとっては、大本の意味合い「世界からふたりだけで欠落する」という状況は結構クるものがあるのかも。
で。せっかくだから似たような話として「村八分」についても。これ、要は似たような話を根拠としていて。村という組織社会の中における制裁行為。要は仲間外れ。......ではあるんだけど、残りの二分、具体的には「火事」と「冠婚葬祭の類」(病気や災害の対応含む)の時には対応するよ、というもの。これらまで無視をすると当人だけでなく周囲にまで影響が及ぶからね。まぁこれらも諸説があるんだけど。ちなみに「村八分」という言葉は現在では放送禁止用語になっている(厳密には自粛対象用語)。
コメントする