主な電力源の投入燃料規模と在庫状況の比較 (総合資源エネルギー調査会基本政策分科会(第14回会合 平成26年8月19日 http://t.co/jxoZTA3UgU から) pic.twitter.com/Bcb9yzweOw
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 24
先日本家サイトで掲載した、【2014年度冬の電力需給状況をグラフ化してみる(今冬電力需給対策向け先行記事)】などの電力周りの公的リリースを精査した際に取得した資料のうち、ちょいと目に留まったものがあったので覚え書きも兼ねて。似たようなグラフは以前紹介したこともあったはずだけど、こちらは現在の在庫量が記載されているのと、ビジュアル化していて分かりやすいので、あらためて。
原発の1基あたりの稼働に必要な燃料は1年間で21トンで済むのに対し、LNGでは95万トン、石油では155万トン、石炭では235万トン必要となる。無論重量がすべてではなく、それぞれの単価やら運送コストやら環境負荷やらカントリーリスクやら色々と勘案する要素はあるんだけど、エネルギーの集約という観点では、なるほど感を覚えさせる。先の発電所の面積、警備体制における火力発電所と太陽光発電の違いのようなもの。
再生エネルギーの類なら直接の在庫やら燃料は必要ないけれど、その分施設の規模が大きくなり、メンテナンスも余分にかかり、しかも出力は低く、不安定。というか再生エネルギーは原則在庫を持てない。生成された電力を在庫の形で蓄電することは不可能ではないけれど、現在の技術では効率が悪すぎる。
やはり色々なものを組み合わせて長所で短所を補うバランス型ってのが一番妥当な気がするな。
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