ツイッターにおける第三者へのツイート。単なる対象の名前だけでしたら「自宅で対象について語る」ですが、@をつけることで「語った内容をチラシにしてその対象の家のポストに投函する」を意味します。読むか否かはともかく、相手に届いていることをお忘れなく。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 26
先日本家サイトで【ツイッターのアクセス動向をグラフ化してみる】などのように、アクセス現状をレポートした、チャットライクなミニブログ、コミュニケーションツールのツイッター。LINE的な見た目......というか登場時期を考えればむしろ逆なんだけど......もあり、LINEのように電話的な閉鎖環境内でのやり取りと思い違いをし、自分の会話が周囲に参照されることが無いかのような語りが結構見受けられている。
ツイッター上の書き込み(ツイート)は自身が鍵をかけていない限り、原則全公開。当然検索対象にもなる。言葉通りほんの些細なたわごと、つぶやきのつもりでも、検索されてあっという間に広まることも当然ありうる。「王様の耳はロバの耳」と知人につぶやいたところ、翌日には100万人にリツイートされていた、という可能性もゼロじゃない。
このツイッターにおける特性の一つで、誤解されているのが、今件上記の指摘部分。対象者のアカウント名のみ(当方なら「Fuwarin」)を用いて指し示した場合、それはいわば友達の内輪で、あるいは自宅などでその人に対するお話をしたことになる。原則その人の耳に入ることは無いけれど、その人が検索をすれば、当然チェックに引っかかる(エゴサーチというものだね)。たとえの場合ならば、色々な人に「当方の話をしてなかった?」と聞きまわるようなもの。
一方、「@」をつけて対象者のことを指示した場合(当方なら「@Fuwarin」)、その話の内容は直接その対象に届くことになるし、それを意図した話と見なされてしまう。たとえの場合ならば、語った内容をチラシに書込み、当事者の家のポストに投函するようなもの。そのチラシが読まれるか否かは当事者次第だけど、少なくとも明確に「相手に伝えた」という行為にはなる。
どうもこのあたり、「@」をつけることで直接当人に対するメッセージとなる、を忘れている、気が付かずにいる人が結構いるのではないかな、ということで、再整理の意味も兼ねて。ポスティングされたチラシは滅多に読まれることはないけれど、相手の手に直接投げられた、読まれる可能性を持つ文章となったことに違いはない。くれぐれもご注意を。
追記:こんな意見が。
ツイッターでの「@」付きツイートは、その人の家のポストに投げ込むチラシのようなもの http://t.co/99qzdvpV8h
どちらかと言うと恐怖新聞まで行かないけど、気が付いたら窓に貼り付けてあるイメージ。
— ヘイヘイ(たまに悦子) (@hey2m) 2014, 10月 26
「恐怖新聞」。「窓に貼りつけ」......ああ、確かにイメージ的にはそれに近いかも。しかし借金取りの嫌がらせをイメージしてしまう(笑)。怖さという点では同じ、なのかな。
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