スリーエフ中四国、スリーエフとのフランチャイズ契約終了へ

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先日【コンビニの出版物販売額をグラフ化してみる】でも触れている通り、コンビニチェーン店の中では知名度は結構あるほうなんだけど、売上が低迷しているスリーエフ。昨日付のIRで、事実上四国地方からの撤退が決定した。来年2月末でエリアレベルでのフランチャイズ契約を終了するとのこと。一応説明では本部と四国の距離があるので云々ってことだけど、それって他のコンビニも似たようなものだから、あまり理由にはなっていない......というか、それを理由に挙げてしまうと、スリーエフ本部の機動力の低さを暴露してしまうことになるので、ちょっと考え直した方がいいような気がする。

スリーエフ中四国は「コンビニ事業は続ける」としており、ほかの大手チェーンにくら替えするとみられる。

スリーエフ中四国は全部で81店舗。スリーエフそのものは637店舗が展開中なので、1割強がごそっと抜けることになる。これで関東に集約することになるので情報統括はしやすくなるのだろうけど、スケールメリット的な観点ではますます辛いことになるのかもしれない。

そしてスリーエフ中四国が今後どうなるのか。独自で展開を続けるとは考えにくいので、大手他社と提携するのは容易に想定できる。セブンもローソンもファミマも興味を覚えるだろうけど、ファミマは出店について再精査の段階に入っているようなので、セブンかローソンあたりが手を上げるんだろうな。

店舗数そのものはさほど多くはないのだけど、コンビニの集約化という観点では、スリーエフ中四国の今後の動向が気になるところではある。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月28日 07:05に書いた記事です。

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