知らない人がいるようなので呟きますが「生活保護は貰いすぎ。俺のほうが収入が少ない」という人は(要件を満たせば)差額が請求できます。制度の問題や知識不足、怠慢を受給者に向けないようご注意を。 http://t.co/v2SNb6Xxg1 pic.twitter.com/kbsvhs8iNL
最低賃金周りの報道がなされるたび、そして例の悪質系まとめサイトが騒ぎ立てるたびに、働いて手に入れた給金が生活保護よりも安いのはどういうことだ云々という話がちまたを闊歩する。その話そのものは非常に理不尽ではあるのだけど、その理不尽によって沸き起こったエナジーを、生活保護の仕組みや受給者にぶつけるのはどうよ? 第一こんな制度があるんだよ、という話。
要は生活保護ってのは生活を保護するための費用であり、自前で取得できるお金では生活が保護しきれない人のための補助であること。つまり普通に働いている人でも、その手取りで最低生活費に満たない場合は、その差額を取得できる次第。保険の概念と同じだね(基本的に保険金は入院費などの医療費をカバーするもの)。
もちろん申請には手間がかかるし、諸条件があるため単純に「あ、俺の手取り、生活保護より低いので、差額ちょうだい」と役所に足を運んでも、すぐに支払いがなされるわけじゃない。でも制度としては用意されているし、活用する・しないは当事者の判断次第。
まぁこれも、「知識は人生を豊かにする」という類の話かな。もちろんこのような制度を使わなくても良いほどに手取りが得られるのが一番なのだけれども。
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