○「塩分の取り過ぎは身体に悪い」
×「塩一粒でも舐めると身体に悪い」
○「ラーメンを毎日三食スープまで完食し続けると身体に悪い」
×「ラーメンを一食完食すると身体に悪い」
○「量が少なすぎて検出できず影響が観測できない」
×「量に関係なく存在さえすれば影響が出るに違いない」
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2014, 10月 29
話の大本となるツイート部分は内容そのものがアレなのと、ツイート主にとってはネガティブな意味合いとなりかねないので省略するとして。件の「ノンベクレル」的な話で危機を煽るような言動があり、それに対してモノの例えで「理(ことわり)」を解説した話。往々にして世の中ってこんなもの。アレルギー性関連の食品の場合など例外事項もあるけれど、多くの事象はゼロかイチかで二者択一の話で割り切ることはできない。
良い部分と悪い部分、無視できる部分と無視できない部分があり、その見極めが大切。例えば1日水を10リットル飲もうとしたら命が危ないけど、1日2リットルぐらいは普通の人なら口にする。
「量の問題」「検出できないほど小さい」の話は今も続いてんだなあ......。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2014, 10月 29
この世に「絶対のゼロ」があることを証明するほうが無理ですのにねえ。 QT @andou0725: @azukiglg N.Dと表示されても、「計器の最小計測値以下の放射線はあるので避けるべき」の「なんでお前は計器を持ちだしたんだ」事案ですねえ...。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2014, 10月 29
衛生面における極度の潔癖症は、逆に病的リスクが高まるという笑えない話もあるけど、まさに今件はその最適な事例ともいえる。確率論や期待値周りの話もあわせ、日常生活でも活きてくる数学的概念による発想として、どこかで教本の類を作る必要があるんだろうなあ。
ああ、もちろん「感情論が」という反論はあるだろう。それは仕方がない。ただ、感情論はオールマイティーカードになるので、すべての論議がそこで終了してしまう。何しろ基準、物差しが個人の思うがままなのだから。そして「感情論」を持ち出すのなら、それを他人に向けないでほしいな。その「感情論による物差し」はあなたのものであり、他人には当てはまらないのだから。
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