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↑ 雑誌印刷実績変移(ビッグコミック)(部)
先日の【小学館は非科学を推奨するあおり出版社と化したらしい...ビッグコミックで「医者を見たら死神と思え」連載開始】でも挙げた、小学館のビッグコミック誌で連載が始まる、常識の観点で問題視せざるを得ない内容が予想される、問題のある監修者による「医者を見たら死神と思え」。これ、タイトルそのものだけで医療関係者からクレーム来ても仕方がないし、「異論・反論大歓迎」とあるあたり、大手商業誌が相手の名誉を毀損する炎上商法をしてもいいのかという出版倫理レベルでの問題まで発生しそうな話。例えば「小学館の雑誌を見たらインチキと思え」というタイトルの漫画を、定期的に数十万部発行する雑誌に載せたら、小学館はすげー怒るよね? それと同じこと。
先の「美味しんぼ」問題といい、スペリオールで連載中の「電磁波過敏症」関連の話といい、小学館のビッグコミックシリーズは反社会的な内容を掲載する炎上商法のドーピング的旨みを覚えてしまったのかと、嘆かざるを得ないのだけど。
先日発表された最新の印刷証明部数を反映させた、手元にある限りの部数動向を見て、ある程度納得がいくものがあった。まさに「後さき考えずになりふり構ってられない」状態であると上層部が判断した結果なのだろうな。あるいはそのような状況の中で、この類の話の喧伝を考えている人たちにつけこまれたというのもあるかもしれない。
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↑ 雑誌印刷実績変移(ビッグコミックスペリオール)(部)
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↑ 雑誌印刷実績変移(ビッグコミックスピリッツ(部)
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↑ 2008年4-6月期→2014年7-9月期に至るビッグコミック系各紙の印刷証明部数減少率
自らの立場を維持するために、あえて簡単な方法を選び、悪魔との契約を交わす。その選択は自由だけど、契約を結んだ時点でその人の魂はすでに悪魔が握っている。そうなれば、その人の挙動は悪魔に従うしかなくなってしまう。子供向け出版物を多数発行する出版社の成すべき所業ではないと思うのだけどね。
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