「ぼくがほしかったのはコレじゃない!」子供の叫びがこだまする「コレジャナイロボ(The Original Model)」が実在する件について

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テレビアニメや漫画で活躍するカッチョエエ主人公のロボットが欲しかったのに、プレゼントの箱を開けてみたら得体のしれないまがい物ロボットだったり、手作りのものだったり、名前は似ているんだけど、実態は似ても似つかない別物だったり......もらった事そのもの、プレゼントした側の気持ち(大抵は親)は嬉しいだけに、その実態とのギャップで色々と複雑な気持ちになりながら、「ぼくがほしかったのはコレじゃない!」と魂の叫びが心の中でこだまする。そんな苦い経験、世の中すべて上手くいくとは限らないという世の常、それを体験してもらうために用意されたのが、この「コレジャナイロボ(The Original Model)」。情操教育向けのアイテムということだけど、その発想には恐れ入る。いわゆるヘタウマ的な造形にそのような付加価値をつけるとは。

正義の味方よりも悪役のロボットの方がバリエーションが豊富だったり、でも造型はやっぱりみな同じようなスタイルで、少しでも似ないよう、別物に見えるように工夫はしているんだけど、その工夫ぶりもおチープで「アニメなどの実情をあまり知らない親が、それでも一生懸命作ってくれた」的な雰囲気がガッツリと表れていて、色々な意味で複雑な気分になってしまう。

水木一郎先生によるテーマソングも凄まじい。その歌詞にはこのロボットのコンセプトががっつりと盛り込まれている。


ヤバイ。曲が頭に刻まれてエンドレス状態。

お手製で生産量は少ないけれど、現在でも発売中。色々な意味で哀愁を誘う、ステキアイテムだよなあ......としみじみさせられることは間違いない。

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このページは、不破雷蔵が2014年10月25日 07:26に書いた記事です。

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