小僧寿しが100店舗閉店、さらにその半分をラーメン店に、とな!?

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ジャスダック上場で持ち帰り寿しチェーン展開の「小僧寿し」は、2015年7月までに不採算となる100店舗から撤退すると発表しました。閉鎖の対象となるのは「小僧寿し」や「茶月」「鉢巻太助」などのブランドで展開する直営店で、そのうち約50店舗をラーメン店へ業態転換し

大本の小僧寿しのリリースは先週末付で発表されていて、ちょいと気が付かずに週末を過ごしてしまったのが残念でならない。例の月次外食チェーン店の営業成績動向でも、居酒屋と並び回転寿司は結構軟調な状況にあり、色々と手を変え品を変え多方面に展開を果たしてどうにかそこそこのマイナスで済んでいるかなあ、という気はするけれど、内容的にファミリーレストラン化の方向性にあるのだなあ、現状の寿司オンリー的なところはかなり難しいよなという話は、以前別記事でも触れていた話。【回転寿司と回転しない寿司の共存は可能か、そして回転寿司が目指すものとは】あたりが一つの例。

で、くら寿司と比べて小僧寿しはネームバリューこそ肩を並べているけれど、営業成績の上ではかなり苦戦しているようで、今回の発表のような結果となった。厳密には新陳代謝と称して100店舗を閉鎖し、代わりにその店舗の施設などを使ってラーメン事業を50店舗以上、カウンターステーキ事業の新規展開、仕出し弁当事業などを始めるという。ラーメンやカウンターはともかく、仕出しはどうなのかなあ......と思ったけど、BtoBを目指すとあるので、何か目論見があるのかもしれない。

年末の選挙が決まれば、2012年の12月同様、一番のかき入れ時に外食産業は小さからぬマイナスの影響を受けることになる。ある意味これが、災い転じて福となすような形で、居酒屋や回転寿司などの外食産業の進化につながればいいのだけど。そのような期待も含め、今回の小僧寿しの話はちょと注目しておきたい。

......まあラーメンにしてもステーキにしても、まずは品質を確保して集客要素を構築することが大切なのだけれど。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月18日 08:12に書いた記事です。

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