記事曰『1ドル=1万円になる可能性だってあります』...そして国債発行残高約1千億ドル→外貨準備1.3兆ドルの約1割使い全て償還→国債発行残高ゼロの『超健全財政先進国・日本』爆誕w【伝説ディーラー藤巻健史氏「物価上昇は20%まで加速する」】http://t.co/Q2U5AcgcM0
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 10
伝説のトレーダーって、日本国債空売りで大損喰らってソロスのアドバイザー1年でクビになったのは確かに伝説だよなぁwww RT @dicekicker: @FumiHawk URLを見ただけで読もうと思えない件
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 10
後ほど触れることになるけれど、人は生命維持のための情報には敏感になる本質ってのがあって、これがネガティブな情報に注目が集まりやすい根源となっている。お金周りでも当然、マイナス傾向の話の方が人気を集めやすい。人気商売となる執筆業や講演業、メディア関連は当然それを用いることになる(その「人の本質」を知ってか知らずかはともかく)。そりゃ適度な啓蒙は欠かせないしリスクへの備えは必要だけど、過度な煽りは単なる悪質ビジネスと変わらない。ほれ、悪霊だ、やれ200万円のツボで除霊だ、的な。
で、今件は指摘にある通り、悪意的な煽りで記事構成をすることでも有名なゲンダイ、伝説には違いないけれどその伝説ってのはポジティブな意味でもネガティブな意味でも伝説と呼ぶということを考えれば......という説明をしておかねばならない元ディーラーによる語り、そして「可能性」という言葉で自分の言の真偽性をうやむやにした上でのハイパーインフレだの国債暴落だの1ドル1万円だのジンバブエという、人を驚かせて注目させるという、ねこだまし的なお話。
まぁ、これがまだゲンダイのサイト内で語られるだけならいいのだけど。これがヤフーをはじめとした各種ポータルに転送されたり、まとめサイトなどで語られて、権威付けがされたり尾ひれはひれがついてしまうから始末が悪い。語り手や語った場所で悪名がとどろいていても、ロンダリングされることで真実だと信じ込んでしまう人が出てくる。「宇宙戦争」をNHKのトップニュースで普通のニュースと同じスタイルでリアルに語るようなもんだ。
可能性ってことば、ステキだよね。これをつけておけば何だって主張して第三者に喧伝できるんだから。しかもそれを真実であるかのように。脅し透かしの目的が見え隠れしていたとしても、さ。
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