【発注者「簡単なアプリです」エンジニア「簡単か否かを決めるのはお前じゃない」】
①タイトルは13文字までが適切? http://t.co/JehAYAQ1G5 で解説した「記事題名は短い方がパッと見で分かるので良い」との話。今でも事実に違いないけど一方で、ソーシャルメディアなどで伝播される動きを見ると、
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 14
先日掲載した上記記事で、タイトルの語呂合わせが良いというリアクションも含め、結構な量でソーシャルメディア経由の反応があった。タイトルを決めるのは非常に難儀することもあるし、何回も書き直しすることも少なくない。納得がいかないけれど仕方がないってのもあるし、インスピレーション的に頭にひらめいたものをそのまま載せてしまうこともある。
で、以前【タイトルは13文字までが適切?】で触れたように、第一印象、ぱっと見で分かる文字量の限界とされている15文字前後だとタイトル的には素晴らしい云々ってのをある程度心がけていたのだけど......それでは中身を適切に表現できない場合が多いのに加え、検索関連で怒られることもあり、結局今では「短いに越したことはないけど、最低限の量は必要だよね」的な感じで考えている。
ところが最近では、直接、あるいは検索経由以外に、他のブログやサイトからだけでなく、ソーシャルメディア経由で来訪する事案が多くなってきた。その場合、あまりにもタイトルが短すぎるとかえって不安がられることが多く、むしろある程度長め、しかも長すぎない程度......つまり、ラノベのタイトル位の長さと、表記スタイルもまさにラノベ的なものが好まれるのでは無いかという感じがしてきた。
②むしろざっと見出来る程度に長く、それなりに分かりやすい題名もまた一つの切り口なのかなと最近思うように。いわゆる「ラノベタイトル感覚」ってので、記事内容をより明確に表現するのには13文字前後よりは作りやすいのが長所。ただし吟味に余計にリソースが必要。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 14
③それだけソーシャルメディア経由の記事購読者が増えたということでもあるけれども。経由傾向や伝播期間、記事購読後の行動などに違いがあって興味深い。書き手としては来訪者のためになるのであればどちらもOKなのですけどね。プラスになる結果をもたらす機会が増えるのは良いこと。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 14
紙媒体の4コマ漫画と電子書籍などの電子媒体上の4コマ漫画は、読まれる際の導線(動線)が異なるので、記述方法も違ってくる。これは以前別の記事で触れた通り。記事タイトルの様式も、その記事を含めた一覧を直接目にしたり、他のサイトやブログ経由で見る場合と、ソーシャルメディア経由で見る場合とでは、読み手に訴えかける効用が違ってくるのではないかな、という感がある。もちろんそれぞれにおいて、行動のモチベーションが異なるため、到達記事の読まれ方、読んだ後の行動パターンも異なるものになるのだろうけど(昔計測した限りでは、まとめサイト系経由の読者はほとんどすべて、滞在時間は極めて短く、しかも皆「戻る」ボタンで戻ってしまい、サイトへのロイヤリティーは極めて低い)。
かつては「シンプルにざっくりと短い文章がベスト」とされていた記事タイトル。色々と考察をする価値はあるかもしれない。
コメントする