円ドル為替相場の移り変わりをグラフ化してみる(2014年)(最新) http://t.co/Q6BiOF9vEl これを挙げろと言われた気がした pic.twitter.com/MVGapuHusp
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 15
アメリカのQE3終了宣言と日銀の追加金融緩和政策の実行発表で円安が進んだことに絡んで、色々と為替レート周りでお話があり、参考になればとのことで挙げた記事の図版。1990年代の円高の時にはドリフターズの番組で寸劇のネタにもなったという話も以前資料で見たけど(確か泥棒にふんしたドリフの面々が金庫の中にあるドルを見つけて、「円高だからドルは要らん、円はどこだ?」的な話をしたのだとか)、その時期以上に円高は進んでいたわけだ、ほんの数年前の狂乱的な円高の時には。
で、その頃の超絶円高や、その前の為替レートの状況をすっかり忘れて現状を過度の円安状態にあるという雰囲気がちらほら見受けられているのを受けてのお話。
だが、民主党政権で円高が進んだ後、円安に戻っただけだから物価上昇は問題ない、という誰も思っていなさそうな主張への反論はやる気が出ないので誰か頼む
— SHIBA NO INU (@tmfm21) 2014, 11月 15
円安だと輸入品は高くなる...ということまでは否定してないはずだが、はてさて?
ただ、80円あたりをウロウロしてた時期の方が特異だったという話。
— フフン (@atsushigo) 2014, 11月 15
自国通貨安で輸入品が高くなると、当然国内市場において国産品が息を吹き返すのよね
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 11月 15
まあ、それも国内の製造業が壊滅してなければって話ではあるんだけど
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 11月 15
@nekoguruma 国産品を作る設備と技術が無くなってなければ
— HRS (@HRS_Chirashi) 2014, 11月 15
@nekoguruma 企業も円安が続くという確信がなければそう簡単に国内に設備投資しないだろう。それが盛り上がりに欠ける設備投資の数字になってるのかなと、思ったり。
— HRS (@HRS_Chirashi) 2014, 11月 15
@nekoguruma ~研究所や~エコノミストが出す中期予測でも大体が円安は続かない予想が多いのが何だかなと。
— HRS (@HRS_Chirashi) 2014, 11月 15
@HRS_Chirashi @nekoguruma
(゚∀゚)。○(円高に慣れすぎたからか、金融政策の転換がそんなに早く起きると考えてるのかどっちか
— moltoke◆Rumia1p (@moltoke_Rumia1p) 2014, 11月 15
@HRS_Chirashi 世界でなんかあると、とりあえず円買っとけって風潮は抜けきってないし、わからなくもない
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 11月 15
個人でモノを買う場合にはお店で国産品を選ぶか輸入品を選択するか位で済むけれど、企業の場合は規模も大きくなるし、生産拠点の移動となればお金も時間もかかるので、円安になったからホイホイと国内に戻りましょうとすぐに出来るわけじゃない。自転車で移動は楽にできても、引越しをそれこそ毎月のように行えないのと同じこと。
だから今の状態ですぐに判断をして工場移転とかはできず、様子を見なきゃならない。為替が安定しないと、環境の変化に関する意思決定は出来ないんだよね。
つか、円高での輸入拡大・輸出縮小と円安での輸出拡大・輸入縮小、どっちが国内企業やそこに勤める人間にとって得かとか、得に難しい理論持ち出さなくても、感覚的に理解出来そうなことだと思うんだけどなぁ
— 各務原 夕(暗黒非合法小学生) (@nekoguruma) 2014, 11月 15
@nekoguruma タイムラグの問題なのです。苦い薬飲んで『不味いじゃねーか』って文句言ってる状態。効いてくるまでに時間かかる。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 15
まさにこの「苦い薬」の例えが言い得て妙。世の中って大きいのでタイムラグが発生する。それを理解できてないと、勘違いをしてしまうことになる。
「円高」っていうと自国の通貨の価値が上がるから、とてもよい事のように思える。ただ、極端な状況がゆがみを生み出すのはどのようなものでも変わらないし、自国の通貨価値が上がるのは良いけど、それを稼ぐのにはどうすればいいの? とまで考えると、円高がメリットばかりではないことも分かる。まぁこの辺りは以前【円高になるとどんな良いこと・悪いことがあるのか再確認してみる......】あたりでも触れているのだけどね。
ともあれ。今の状況は「過度の円安」ではなく、数年前の旧に復した程度であるってことには違いない。一方でちょいと前の過度の円高状態によって姿勢の変更を余儀なくされた方面が、再び腰を上げるまでは辛い状態であることにも変わりはない。すべての人がハッピーという状況は存在しえないのだけどね。
まぁアレだ。極度の円高の際に日本との関係で為替差益で大もうけをしていた国が、現在ではちょっと昔のレートに戻っただけでひーひーしている状況を見るに、日本はそれだけババ引いてたんだなあ、ということも分かるのが、興味深い話ではある。
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