↑ ヤングキングアワーズ2015年1月号
表紙は「僕らはみんな河合荘」。結構表紙率が高いんだよね。やはりアニメ化したのは強いか。今回はややピントをぼかして、身近で写真を撮ったような色彩。顔の部分にピントが合っているので、撮影者の心境もうかがえる、面白い切り口。巻頭折り込み付録は池上遼一先生が描いた島津豊久。先月の平田先生に続き、劇画系の大家が続く。何だろう、この期待度。
今回は大石まさる先生の新作......では「ライプニッツ」の番外編。なんだけど、やっぱり文字が多すぎて読みにくい。この風潮に切り替えたのか、この作品のみの特性なのか。少々無理をしている雰囲気なんだよね。前回連載が始まった田中ほさな先生の「骸骨の魔女」。今回もズイズイと読み手を引っ張りまくる展開。こういう作品を待っていた感。ただ、息切れしないかちょいと不安なところも。
「アルペジオ」は例の新武装の正体。前回の登場ビジュアルである程度推定は出来たけど、確かにナノ・マテリアルという存在と複数の固有体をコントロールする機能があれば不可能ではないけれど、3Dプリンターは無いよな(笑)。でも言い得て妙。確かにこれは厄介。「MUJIN」はある意味クライマックス。「仁」を思い出してしまうような展開。しかしこの作品には某先生は居ない。
「ラスカル」は前回の終わりの部分から予想出来た通り内紛。メインメンバーで倒れる人も出てくるんだろうなあ。「スピリットサークル」は未来編のサポート的な話。あの話が伏線となって生きてくる。けど、それを出してしまうと色々と根底から覆される感もある。
今回も「ジオブリピンナップ」は1ページで健在。単行本分まではあと何年かかるのか。「ドリフターズ」はお休み。代わりに(!?)妄想戦士ヤマモト・特別編が載っている。いっそのこと連載にしちゃおうよ、これ。
次号から北崎先生の「ますらお」が復活。あれ? 以前のは補完的な話であれでおしまいだったのでは?? そして「オービタリア」は今回でオシマイとなり、次回から同じ世界観での「ストーリーズ 巨人街の少年」が始まる。まぁ、ぶっちゃけ風呂敷広げすぎて収拾がつかなくなったんだろうな。途中から結構矛盾が生じてたし。そして付録には「アルペジオ」関連のCDも付録に。
※アルペジオのCDとは劇場版「アルペジオ」公開直前スペシャル アワーズラジオ オリジナルミニドラマも収録の永久保存版、とのこと。1月16日発売のアワーズGH3月号にも別の付録ラジオCDが付くそうです。
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