選挙費用は700億円という話だけれども

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一回の衆議院議員選挙で必要となる事務経費は大よそ700億円(国家予算に計上される)。この金額が独り歩きして、700億円が無駄に使われるから解散は有害だ、ムダ金使いだという話がある。確かに使われないのならそれに越したことはないし、単純な予算の消費以外に意思決定などにおける政治的空白期間のロスも考えると、金額換算ではそれにとどまらないことは明白。

一方で、上記の通り、700億円が無駄うんぬんと声高に語る方々の中には、同時に電力の発電様式で頑なな主張をされる方もおられるけれども、その主張のおかげで浪費されている燃料代を換算すると......という話があったので試算したところ、大よそ1日当たり87億円のロスとなる。これを700億円と比較すると、大体8日分という次第。一週間で、という話だったので、大よそ合っている。


このような指摘もあるけど、内容的には賛否両論。一次的に資金が投入される先は随分と限定されるし、逆に選挙のタイミングによっては随分と割りを食ってしまう分野もある。2012年12月の衆議院選挙、そして今回の選挙でも恐らく外食産業、中でも団体向け(居酒屋など)は大きく売り上げを減らしてしまう事だろう。

ただ、少なくとも国内に循環することは間違いない(海外に流れる部分も......あるのかな? 無いはずだけど)。一方で代替燃料費はLNG、石炭、石油に使われる。そのほとんどは海外から調達することになり、対価として支払われる。つまり海外に流出してしまう。国内の景気高揚にはほとんどつながらない。これだけでも大きな違いはあるように見えるのだけどね。

無論、浪費という意味での無駄遣いをしないのが一番なんだけどさ。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月23日 07:57に書いた記事です。

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