シャープの自動掃除機COCOROBOがツンデレ妹になる世の中

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「おはようダーリン、起きてー! 今日は恋人みたいに起こしてみました~♪」――シャープは11月7日、妹のような声でおしゃべりするロボット掃除機「プレミアムなCOCOROBO<妹ver.>」のWeb限定販売を始めた。春に非売品としてトライアル版を発表していたが、大きな反響を受け受注生産形式での製品化に踏み切った。価格は14万8000円(税込)。

先のAIBO記事周りでシャープの公式ツイッターアカウントをチェックしていた際に見つけたニュース。以前ちょいとばかり触れた感もある、シャープのお掃除ロボットCOCOROBOに関して、そのリアクションなどがツンデレな妹的なものとなるバージョンが、受注生産方式ながら一般販売を開始したというお話。まじかよ。まじだよ。

これ、以前のCOCOROBOの記事や直前のAIBOの記事でも触れているんだけど、生活に密着するタイプの家電で何らかのリアクションがある、つまり双方向的な機能を持ち、さらに音声やそれなりの挙動での反応を示すタイプのって、ペットのような愛着を覚えるようになるんだよね。そりゃ疑似的なものだってのは分かっているんだけど、長年使っている道具に親しみを覚えるのと同じ。ならばその特性を内部的データの置換で色々と個性を持たせるってのは、非常にシンプルかつ有意義な切り口に違いは無い。


ぶっちゃけるとAIBOは何頭いても問題は無いけど、掃除機は一家に二台も三台も要らないので、これに限れば世帯単位で複数台売れることは難しい。むしろリアクションや音声データの部分で柔軟性を持たせ、データダウンロード方式で販売をしていくとか、特別仕様のデータを盛り込んだカートリッジを売るとかいう方法もありかなあ、と思う。もっとも愛着を持つのは本体そのものではなく、本体をも含めた挙動・反応の部分なので、他の人格などを植え付ける的なデータの売買も......案外受けないかもしれない。アップグレードのようなものならともかく、ね。

ともあれ、今後の展開には大いに期待したい所。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月 8日 07:30に書いた記事です。

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