Google検索、「In the news」(ニューストピック)の導入を拡大 http://t.co/FFVT4Wuh0W
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 11
「消費税」での検索結果。ニュース トピックが確かに出てる pic.twitter.com/Hq1Nsq5ROK
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 11
Google は2007年5月のユニバーサル検索導入以後、通常のウェブ検索結果内に画像やニュース、地図、動画など様々な形式のコンテンツを検索ユーザーの意図に基づいて混在表示してきた。このうちニュース検索結果は同社が掲載を許可したニュース検索登録済みサイトの中から選択されてきた(※ Googleニュース検索は登録されたサイトのみがインデックスされる仕組み)。
グーグルでは以前から検索結果上に、対象となるキーワードに絡んだページ以外に、地図やら画像やら動画やらニュースやらと、多様なコンテンツの表示を併記してきた。「ウェブ」で検索しているにも関わらず、一部にニュースや画像や動画、ショッピングなどの結果をダイジェスト的にはさみ、こちらはどうっすか、という感じ。ハンバーガー店での「一緒にポテトはいかがですか」的な。ただしメニューを前に注文を選んでいる最中に聞いてくるようなもの。
で、その中の一つとして「ニュース トピック」なるものが加わった。これはグーグルニュースからのダイジェストと異なり、グーグルニュースに登録されていないサイトでも結果として表示されうるというもの。
......なんだけど。
「ニュース トピック」ではどのようなサイトが選抜されるのかその基準がまったくもって不明であるのに加え、グーグルニュースからの抽出は本文だけで精査されるのに対し、「ニュース トピック」においては本文以外の部分も精査対象のようで、いざチェックしてページを見てみると、中身には何も書いていなかったってことが多々ある。要は検索結果の精度において、一般検索と同等の不安定さしかないってことね。
グーグルニュースは元々法人系のサイトしか登録されないので、それがかなわないサイトには抽出される可能性が増えたことから嬉しい話ではあるし、逆にグーグルニュースに登録済みのサイトには自サイトへの誘因可能性が減るのでへそを曲げたくなる話。そして検索利用者からすれば......上の例えなら、メニュー選択中に「ポテトもいかがですか」以外に「シェイクもいかがですか」さらには「先月まで発売されていたスイーツはいかがですか」さらには「当社の宣伝記事が載っている雑誌を隣のコンビニでお買いもとめいただけませんか?」「向かいのお店のラーメンも美味しいですよ」などと言われるようなもの。ぶっちゃけ迷走感は否めない。
ニュース検索ではニュースを、ウェブ検索ではウェブの結果を知りたい。その他のが必要ならば、そのタブをクリックして専用の機能で検索をする。ハンバーガーが欲しい時にポテト云々と言われても邪魔なんだよね、ホント。ましてや雑誌、ラーメンまで推挙され、ハンバーガーを選ぶのを妨害されるとなれば......。過ぎたるは及ばざるがごとし。
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