【追記】昨晩の長野での地震で部屋が大変なことに→ツイッターに惨劇アップ→NHKで様子が報じられる→「聞いてないよ」的なお話

具体的にどのテレビ局が、との言及は避けるけど(オープンのツイートの限りでは、単局なのか、複数局が同じような対応をしたのかまでは判断できず)、「公平な報道を目指している」「番組の規定」という大義名分を呈することで、報道はツイッターに掲載されたコンテンツについて、自由に「報道」として使っても良い、という認識と解釈できる。つまり例えば「公平な報道を目指している」と自称、ツイッター上の画像は(ツイッターの規定に反していても)無料でボンガボンガ使って構わないということになる。

そんなバカな。

ツイッター側が許諾しているのは、ツイッターのシステムで提供される埋め込みタグを用いてウェブサイトなどに引用するスタイルに限定される。これはツイッター側が「ツイッターに投稿した時点で、投稿コンテンツすべてにおいて、権利を有する」という利用規定の上で、ツイッター側による「この方式なら引用してもいいよ」という制限の上での利用許諾なんだよね。もちろんその他に、倫理的な話、例えば悪意的な解釈の仕方や、個人・団体を虚実で中傷するような使い方は、一般論として認めがたいものになるけど、それはツイッター側の問題では無い。

尖閣諸島に関する映像の報道でも、「YouTubeに掲載されたから勝手に報道用のコンテンツとして使っても良い。掲載されたのをチェックしたから取材だ、取材のものを使ったから報道だ」的な大義名分が展開された。今件も似たような解釈で、しかも対価は発生しないとの認識らしい。

つまりアレだ。「公平な報道を目指す」と自称するブログを創れば、その上で各新聞社やテレビ局の映像コンテンツを用いても、文句は言えなくなってしまうわけだ。いいのかな、それ。言い分け、もとい良い訳はないんだけどね。

少なくともこの危惧を、NHKはどのように解釈するのか、ちょいと気になるところ。動画にしても同様の問題が発生するよね。YouTubeにアップしてもツイッターで伝えれば良いし、将来的にはツイッター上から直接動画をアップする機能も追加されるという話もあるし。

追記:
気になったのでもう少し詳しく調べてみた。

・「広告」「製品、またはサービスの保証」での使用は不可

・作品に対してTwitterが後援、承認、関連することを意味するものでは無い
・許可無く製品名にTwitterの商標を使用することはできない
・すべての法律、法令、条例及び該当の放送基準や要件の遵守を含め、視聴者へのコンテンツの提供に関する法令を確認し遵守するように求める