↑ ハンバーガーチェーン店2014年9月営業成績(既存店)(前年同月比)
先日の本家サイトの記事【少年・男性向けコミック誌部数動向】にある通り、少年向けコミック雑誌では「妖怪ウォッチ」特需が一部雑誌で吹き荒れたし、そういや【これも妖怪のしわざ・ハッピーセット「妖怪ウォッチ」限定カード追加生産決定】でも伝えた通り、マクドナルドのハッピーセットでの「フルーツニャン」カードで思いっきりハッピーセットが売れまくったよなぁ、業績にはどこまで影響及ぼしたんだろう......というのが気になった。せっかくだからと牛丼御三家のスタイルでちょいと精査してみたんだけど、結果としてはこんな感じ。
何の意味も無い。
......ということはないのだろうけど、数字の上ではほとんど影響を与えていない。いや、実態として影響を与えていることに違いはないのだろうけど、不振ぶりを覆すまでには至っていないという状態。ちなみに2013年9月においても、前年同月比は売上マイナス3.4%、客数マイナス6.5%、客単価プラス3.3%だったので、前年同月が好調だったからその反動云々ってことは無い。妖怪パワーもマクドナルドの不振にはかなわず。
せっかくなのでもう少し指針を。
↑ ハンバーガーチェーン店2014年9月営業成績(既存店)(前々年同月比)
前々年同月比を試算しても状況に変化は無し。むしろマクドナルドの危うさが際立つ形に。モスも結構苦戦はしているようだけど、それでも客単価を何とか底上げし、売上高をそこそこな下げ幅に留めている。......ファストフードの洋風、主にハンバーガーチェーン店ってモスですら結構大変なんだな。
↑ ハンバーガーチェーン店客数推移(既存店)(前年同月比)(2013年1月-2014年9月)
↑ ハンバーガーチェーン店売上高推移(既存店)(前年同月比)(2013年1月-2014年9月)
客数ではマクドナルドの低迷感は否めない。そしてモスでも去年後半あたりから少々軟調な状況に推移している。いわゆるハンバーガー離れってのが進んでいるみたいだ。売上高はモスの踏ん張りとマクドナルドの低迷ぶりが良くわかる。そしてマクドナルドの今夏における中国産鶏肉問題の影響の大きさも。
牛丼御三家のテンプレ利用ってことで、マクドとモスとくればロッテリア......といきたいところだけど、ロッテリアは非上場ということもあり月次データは非開示なので反映できず。来年あたりから月次更新記事にハンバーガーチェーン店かコンビニを加えるのもありかな、と思ったけれど、コンビニはすでに非定期でやってるのと、月次でのデータの移り変わりはあまりなく(商品特性で月単位での変動が起きにくい)、ハンバーガーは2企業でちょっとさみしい。まぁ、リクエスト次第ということで。
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