日銀、追加の金融緩和を決定 - Y!ニュース (2014年10月31日(金)掲載) http://t.co/0vj2vwIg3M #日本銀行(日銀)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 31
「マネタリーベースが、年間約80兆円(約10-20兆円追加)に相当するペースで増加するよう金融市場調整を行う」「量的・質的金融緩和」の拡大(13時44分公表) [日本銀行、PDF 199KB] http://t.co/hMp0V9nbKz
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 31
「ETF及びJ-REITについて、保有残高が、それぞれ年間約3兆円(3倍増)、年間約900億円(3倍増)に相当するペースで増加するよう界入りを行う。新たにJPX日経400に連動するETFを買い入れの対象に加える」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 31
先日の東京株式市場の狂乱的な上昇と大きくゆらいだ為替市場のトリガーとなった、日銀の金融緩和の追加措置。一応覚え書き的なものとして。アメリカが先日QE3の終了を発表した直後のタイミングって点でも、絶妙といえば絶妙。消費税引き上げとの絡みで色々と論説の対象となっているけれど、それはさておくとして(どの意見もなるほど感はあるし、違ってるような的な部分もあるので言及が難しい)。
中立的な解説としては
日銀が追加緩和決定、国債買い入れ年間30兆円拡大 - Bloomberg http://t.co/EfqVmkqMWV
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 31
このブルームバーグのものが比較的良い参考になる。最近は先日述べたように、日経新聞の質がこれまで以上に落ちている感が強く、あまりあてにならないから困りもの。
こちらの方の解説も非常に参考になったのでひとくくりにして。特に海外の動向に関して分かりやすい。
N.Yもシカゴも、さながら日本祭り。「円安で原料高がぁ」とか「バブルがぁ」なんて言ってる人は誰もいないw「長くデフレに苦しんできた日本が、いよいよ本気でデフレから脱却し、世界の市場にも寄与。日本は偉大だ」「QEが終わったと思ったら、QEが日本から来たよ♪」という論調が多い。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
月末なのでCNBCでは「今月は小さなパニック的な売りもありましたが...」という話やってる。ゲストは「ですね。エボラ熱もあって市場に不安感が広がりましたが...」。他にも欧州のデフレ懸念があった。今回の黒田総裁による追加緩和は、やはりタイミング的に勝ち越しのホームランのような印象がある。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
@akita_kia なるほど。きょうは「黒田が満塁ホームランで世界経済は快勝...」みたいな雰囲気ですけど、これで増税したら「安倍のエラーで逆転負け」でしょうねw守備妨害どころの話じゃないw
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
きょうは動きが激しかったので、昼間の黒田会見から夜のCNBCまで見てたけど、日本のマスコミにボコボコに言われてた黒田総裁が、夜になってから欧米で絶賛されてる落差に驚く。東京のマスコミ、世界から孤立しておるw
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
CNBCでは「来週はドラギが控えてます。今週は日銀が追加緩和で欧州にプレッシャーを加えました。これで欧州も追加の緩和に踏み切らざるを得ないでしょう。デフレを避けるためには」「しかし欧州は難しいでしょうねえ」という論議やってる。黒田総裁、ヒーロー状態。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
CNBCは個別の銘柄の動向を語る時間帯に入ったが、きょうのテーマは「日本をめぐる取引は復活か?」。早くも「きょうは大型株が騰がった。これから年末にかけて日本の中小型株が狙い目やで!」と、やや前のめりになったオジサンが熱弁をふるっている。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
欧州市場のまとめの時間。CNBCは「きょうは日銀が市場に火を付けましたね」という解説で始まって、金融株の上昇が顕著であることを放送中。バークレーズは10%に近い上昇で終わりそう。欧州のデフレ懸念を日銀が払しょく...とまではいかないが、追加の緩和で支えた形...という印象を自分は持つ。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
欧州市場の「まとめの時間」が終わると、次は西海岸のメディア企業やIT企業の話題が多くなる時間帯に入る。きょうも「ティム・クックがゲイだった」という話とアップル・ペイの話なのかなあ。おっちゃん、焼酎を飲んじゃったから、ニコ生でも見るかな...。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
ここで欧州市場に影響されたのか米国CNBCは、シティとバンカメとゴールドマンを比較する銀行株の話。議論が過熱しすぎて司会者は「本来の話に戻りましょう」となってコマーシャル・タイム。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
きょうは日銀の政策発表が、いつ出るんだろう?と思ってて、でも「指標とかは影響が大きいから、待たないとダメだ」と思っていた。結果的に「待った」ことがプラスだったんだけど、ザラ場だったし、かなり痛めつけられた人もいただろうから、やはり日銀の政策発表は時間を決めた方がいいと思った。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
つくづく思うのは日本の、特に日銀の存在感が大きい時代になったんだなあということ。黒田総裁は今日は満塁ホームランでヒーローだし、会見の中継をやるようになったりして、かなり努力されてるようだけど、しかし政策発表の時間は、欧米のように決めて欲しいと思う。そうでないと、ぶっこく人が増える
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
いろんな方が言われるように、きょうは為替にとっても株式にとっても"BIG DAY"だったと思います。ときには優しく、また別の場面では酷い悪女のような仕打ちをするのが市場...今年も、あと残り2か月か。まだまだ、いろんなことを考えるんだろうなあ...。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
発表時間を海外の市場動向に合わせた方がいいという話は一理あるけど、政策決定会合の時間をずらす必要が生じてくるわけで(発表のみ時間をずらすという手もあるけど、絶対どこかでリークされてしまう。それに国内報道がフンダラ反対するに違いない)、現実的には難しい。ただ、その発想ってのは昨今のゲーム市場のあれこれとも似ているところがあり、ちょっと物悲しい。
それと「東京のマスコミ、世界から孤立しておる」というのも印象的。これ、携帯電話におけるガラパゴス的な話ではなく、単純に「質が劣っているのでおいてかれている」ってことなんだよね。その点で、携帯電話事情よりはるかに問題は深刻。
金融市場についての考えは、人それぞれ。大切な年金を市場、とくに海外市場に投じることに賛否が起きるのは当然と思う。しかし一方で、高齢化して実際には働けない高齢者が日本で増えているのも現実。このあたりの論議が日本のメディアでも深まって欲しいと切実に思う。自分はオッサンだから。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
極端な言い方かもしれないけど、自分は今の日本が、多くの若者を酷使して一部の高齢者だけが安住を得ている社会だという現状に強い憤りを感じているので、現金を貯めこんだ人ばかりが有利になるデフレを憎んでいる。増税もあるかもしれんが、変な社会が変わるかも...という期待を今日は少し持てたかも。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
「もう成長しなくてもいい」「円高がええ」という意見は、すでにローンの支払いを終えて、海外旅行を趣味にしてるような東京のマスコミOBさんたちの感覚。円建てローンがあれば円高は負担が重くなるし、海外旅行もままならない。マスコミ業界の人も世代間の違いを表現したほうがエエかもなあ...。
— 斉藤久典 (@saitohisanori) 2014, 10月 31
この辺りも大よそ同意。先の「脱成長論」の実態を大まかではあるが解説している、理解されている感がある。世論を構成しうる論調を語る人たちの考えに、クモの巣が張っちゃっているんだよね。国債危機論あたりもそんな香りが漂う。世代間ギャップだけに集約するのはさすがにリスクが高いけど、明らかにその構造が現在の問題における一要因ではある。
おっと話がそれた。ともあれ今回の日銀の追加金融緩和政策の発表は、色々な意味で転換点になりうる事象には違いない。周辺の言及やらも含め、多種多様な動き、反応が出てくるので、注意深く見守る必要があると思うよ。......リトマス試験紙的なところもあるだろうし、ね。
コメントする