"記事は意図的に話をつくった捏造ではなく、取材にもとづいて書いたものです。また、朝日新聞社に「安倍政権を倒す」という社是はなく、主筆が話したこともありません" http://t.co/4oR3D1VndI はいはい
— geek@akibablog (@akibablog) 2014, 10月 30
先日から続いている与野党間での攻防......というか野党の足の引っ張りに関して、首相が野党への反論を行った件について、それを停止する趣旨の「撃ち方やめ発言」をしたという報道。あちこちで伝えられたけど、結局のところそのような発言は無かったとして、朝日新聞が答弁内でツッコミをされ、それに関して反論というか弁明が掲載された件。結局誰がこの発言をしたかについては「側近」とだけあり具体的な名前は上がっておらず、新聞の読み手からは頭に疑問符が浮かぶ。誰それ? 脳内側近?
報道における情報源の公開是非問題。報道の原則「情報源の秘匿」を考えれば、側近が具体的に誰なのかを開示しないのも仕方がない面も。一方で、情報源が特定公開されない報道に関し、いくつかのジャンル......政治経済、最近では科学や医療なども......においては「報道内容そのものの真偽性を著しく疑われる」状況にあるのも事実。
記者の頭の中の人物かもしれないし、都合の良い語りをする人、特に肩書のついた専門家に対する取材かもしれない。報じられた内容が事実か否かを、第三者が検証できない報道に、多くの人が疑問符を呈せざるを得ない状態にあることは否めない。
これは報道側の姿勢における自業自得的な面が多分にあると評せざるを得ない。記事タイトルの「おおかみ少年」のエピソードそのまんま。
以前本家サイトの記事【「麻生首相がドイツを名指しで批判した」と報じられた記事などを検証してみる】で指摘した
な状況そのものなんだよな、要は。そして一次ソースが確認できない以上、その信ぴょう性は常に疑われてしまうことになる次第。
この「報道の原則」部分が問題視、疑問視されるってのは、報道側にしてみれば危機的な問題。朝日新聞などはその点に気が付いているのかな。
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