内閣府の世論調査 http://t.co/Obv5ecpvwh 質問票のみだったり回答が一部のも多いけど、戦後すぐの調査結果なども収録されていて興味深い。昭和25年の失業に関する世論調査とか昭和23年の国民生活に関する世論調査とかね。配給関連の意見も見受けられる。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 10月 29
先日から本家サイトで精査記事を展開している、内閣府の「人口、経済社会等の日本の将来像に関する世論調査」。過去のデータが無いものかと探しに一覧をチェックしていたところ、興味深いページを見つけることが出来た。戦後からの内閣府の調査結果の一覧がずらりと掲載されている。
戦前はもちろんあるはずもなく、戦後に入ってからのもののみなんだけど、古いものは昭和22年......だから1947年、朝鮮戦争前、太平洋戦争直後のGHQによる占領下における調査結果と化が出ている。うほー。古い時期の調査はデータも大雑把で、もう少し詳しいデータが欲しいなあというのがホンネではあるけれど、公開分だけでも当時の日本の実情を色々と垣間見ることができる。
内閣府の世論調査は継続的な定点観測調査以外は、概してその時の社会情勢を反映したものがテーマとなっている。その点では当時何が問題視されていたのかを知ることもできる。一部調査が調査票のみで、回答結果が添付されていないのは残念だなあ。
総務省統計局の統計データベースe-Statでも、昔の調査結果は収録されているけど、どうも収録のリソースが不足しているようで、調査そのものは随分と昔から行われているのにも関わらず、データそのものは最近の数年分しかないってのを良く見かける。アメリカの各種データベースのように、ネットからざっくりと、そしてしっかりと全貌を確認ができるように、早期のデータ登録を願いたいところだな。今件内閣府の世論調査の未登録回答値部分も合わせて。
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