.@gnewscomさんの 「若者は自分勝手で他人より自分のことばかり」は本当か http://t.co/cXz6MAyrF6 が面白かったので「生年別での推移にしたらなにか変わったこと見えるかな?」と思いやっつけでグラフ化してみた。 pic.twitter.com/HhhaYjlHwR
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
先日本家サイトで掲載した【「若者は自分勝手で他人より自分のことばかり」は本当か】の後日談的話。各調査年別の年齢ではなく、どうも世代別でまとまった動きがありそうなので、統計数理研究所関連の精査が一通り片付いた時点で余興的な話として挙げようかな、ということで本家記事でもさらりと触れていた、頭の中のもやもやレベルの話をざっくりと先行する形で実行されてしまっていて噴いた。
グラフ見ていえることは「戦前生まれは総じて公徳心が高い」「戦中~戦後生まれは戦前生まれに比べて総じて公徳心は低い」「歳を取る毎に公徳心に目覚める人が増える」「バブル生まれは公徳心が高い」って感じ。団塊直後の大幅低下はGHQの教育のせい。pic.twitter.com/HhhaYjlHwR
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
面白いのはグラフの1998年部分。バブル崩壊で銀行等が倒産した直後だが「既にゴールorゴール寸前逃切り確定の戦前派」は公徳心が大きく上昇、一方「40代以下で生活防衛が必要な戦中戦後派」は余り上昇してない。これがホントの「世代間格差」w pic.twitter.com/HhhaYjlHwR
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さらに興味深いのは2008年部分。リーマンショックの直後で「年金生活で資産運用が心配な戦前戦中団塊派」は公徳心が低下、一方「自分の未来に希望が抱けない戦後派」は公徳心が大きく上昇。せめて社会の役に立てれば...という心の葛藤が見える。 pic.twitter.com/HhhaYjlHwR
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
おまけで面白いのは昭和生まれの戦前派~団塊(グラフの緑と茶色の線)の迷走っぷり。高度成長期ごの不景気時に公徳心が低下、バブルで上昇、バブル崩壊~リーマンショックで低下、たぶん5年後の調査は上昇しているはず。思いっきり景気連動www pic.twitter.com/HhhaYjlHwR
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
5年区切りの調査、世代は10歳区切りで、経年の上でがっつりと世代層が1つずつ上に上がっていくわけではないので、あくまでも傾向レベルでしか判断はできないのだけど、確かにそのような解釈が十分可能な動きを示しているのが興味深い。各調査年の年齢で同じような動き、ではなく、特定世代が特定の値を示し、それは時間が経過してその世代が歳をとっても引き継がれていくという。
. @Fuwarin 「若者は自分勝手で他人より自分のことばかり」は本当か http://t.co/cXz6MAyrF6 すげぇ面白いっすよ。人間の欲望まるわかりwww あと希望が持てない未来になると公徳心や愛国心が高まるので、平和を守るにはやっぱり景気が重要だなぁとw
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
件のグラフ「"日本すげぇ"の若者が増えるのは自信のない証拠」って一部の言がそれ程外れてない事を示してる。自分の未来に希望が持てないからせめて自分の国の誇りを支えにしている悲しい状況ともいえる。この「心の拠り所としての愛国や公徳心」すら危険だというなら、景気回復しか改善手段はない。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
民主主義がヒットラーを独裁者にしたが、そもそもナチスの台頭だって第一次大戦の賠償金支払いによる不景気と、増加した人口を自国農業が支えられない状態でハイパーインフレが起ったために飢餓が発生したのが大きな要因でもある。だから、平和を維持するには「国民に不要な辛抱をさせない」事が重要。
— 青木文鷹 (@FumiHawk) 2014, 11月 4
まさにこれ。懐の豊かさが心理面に大きな影響を及ぼし得る。相関関係のみの可能性示唆で、因果関係までは立証しえないけど、十分に説得力のある仮説ではある。
色々言われる筋もあるけど、結局これなんだよねえ。可処分所得。心の余裕もお金の余裕が多分に左右する、と。
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