誕生日に買ってもらった大事なネズミのおもちゃを兄猫に壊されてうちのチビ猫が放心状態になってたから「明日同じやつ買ってあげる、大丈夫だよ」と何度も励ましてんだけど撫でても撫でてもこの顔のまま完全無抵抗モードに入っちゃってかなり傷心の様子 pic.twitter.com/LavZBfAVRw
— うだま (@udama1212) 2014, 11月 8
猫をテーマにした漫画を描かれている漫画家の方の、愛猫のワンシーン。いつも遊んでいる大切なネズミのおもちゃを同居してい兄猫に壊されてしまい、しょんぼりモードどころか放心状態。飼い主も事態に気が付きなでなでしてあげるなどで励ましたり、同じものを買ってあげると説明しているのだけど、ずっとこんなうつろな目の状態で変化なし。
猫が人間と同じような感情の持ち主であるはずがなく、価値観や考えていること、そしてその考えをどのような行動や表情に移すのかについて、人間と同じ物差しで測るのは、多分に思い違いや人のエゴとなりかねない。
一方で長年共に暮らしてくると、その価値観の違いを踏まえた上で、それなりに人間との共通部分的なものを見越した上で、それとなく心理状況を把握できるのもよくある話。飼い主が帰ってくると鳴きながら尻尾をふりふりさせて飛び跳ねてやってくるとか、叱られると尻尾をだらんとさせて大人しくなるとか、ね(叱られたという行為そのものによる反省というよりも、飼い主の声のトーンや態度などに反応しているのだろうけど)。
今件はまさに大切なものを失って心に大きな穴が開いたような状況となり、放心状態に陥った様子が良くわかる。まるで生気を吸い取られた、心が空っぽになったような表情。人間の言葉で猫に意思疎通が出来ないのが、非常に口惜しいだろうなあという飼い主側の心境もじわじわ伝わってくる。
翌日......だから今日か、同じネズミのおもちゃを買って来てもらって、この猫ちゃんが元通りに元気になるのか否か。ちょっと見てみたいところではある。
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