「2014年11月08日」北朝鮮 宇宙飛行士が太陽に着陸と発表 http://t.co/1lt490LRK1
時折東スポのようなネタニュースを真面目に伝えることで、他のニュースの真偽性までがっつり下がってしまうことから、「まぜるな危険」状態で少々以上の不安を覚える状態の「ロシアの声」。今回伝えた「北朝鮮 宇宙飛行士が太陽に着陸と発表」も、「またロシアの声か」的なところがありつつも、「プロパガンダとお笑いのセンスにかけては超一流の北朝鮮だから、宇宙旅行そのものの話はフェイクにしても、本当に伝えたんだろうなあ」という雰囲気となり、あちこちのネタ系サイトやまとめサイトでは「報道は実際になされた」「その内容はガセ」的な形で伝播されていった。
ただこの話、半年前以上前に話題に登って、ジョーク記事であることが明らかにされてるんだよね。
「 2014年03月03日」北朝鮮、人類初の太陽着陸に成功したと発表→ジョーク記事でした - ねとらぼ http://t.co/Rp4xiTwVkY @itm_nlabさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2014, 11月 8
つまり、まじめそうに見えるサイトtweaktown.comの記事ではあるけど、一次ソースはwaterfordwhispersnews.comというフェイクネタのサイトだった次第。一方で、なぜそのネタが半年以上も経過した今になって、あらためて「ロシアの声」が取り上げることになったのかは不明。たまたま担当者の目に留まったのか、tweaktown.comから転送した別のサイトの記事を見て確認したのか......。いずれにせよ、半年ほど前に話題に登ったこのフェイクネタは、「ロシアの声」を介することで再び日本国内でも話題になり、まとめサイトやネタサイトの素材となり、PV稼ぎに貢献した次第。
一つ気になるのは、
このネタの恐ろしいところは、北朝鮮なら本気で報道しかねないと、みんな思ってたこと
@Fuwarin: 「 2014年03月03日」北朝鮮、人類初の太陽着陸に成功したと発表→ジョーク記事でした - ねとらぼ http://t.co/Flhx21pgRY @itm_nlabさんから
— TAKENORI (@raworawo) 2014, 11月 8
むしろこの点かもしれない。北朝鮮の英雄譚創作技術はずば抜けているけれど、それに負けず劣らずで中韓といった日本の西側にある近隣諸国は皆、この類のネタ話をリアルに伝え、さらには国レベルで主張する動きが結構ある。ほとんどラノベ状態、何でもあり、みたいな。その感覚に慣れて判断がマヒするのは、あまり良い話ではないんだけどね......。
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