「学会で証明された」という不思議な言葉
— 嘯(しゃお)@随眠三昧 (@xiao_shun_meng) 2014, 11月 9
指定されていたサイトを確認したけれど、まあそのなんだ、典型的なネットワークビジネスライクな錠剤売買サイト。複数の人たちによる解説や推挙がなされているんだけど、その人たちの肩書やら検証対象、証明したとされる組織ってのが、検索してもちーとも見つからない。ほとんどすべてが海外の人、しかもイタリアなどちょっと微妙な知名度の、良くわからない、でも横文字だからきっと見識のある所なんだろう的な雰囲気の名前の大学とか研究所。いやぁ、一応検索すると出てくることは出てくるんだけど、やはり同じような錠剤の宣伝サイトなんだよね、これが。
「違うよ、全然違うよ」で有名になったアレとか、放射線周りで海外からやってきてドヤ顔しながら公的情報をかきまわしつつ、自前の錠剤を売ろうとしたなんちゃらスキーな人とか、そんな感じ。
この類の話では指摘の通り、魔法の合言葉の一つとして"学会で証明された"ってのが多用される。でもその学会ってどこの学会? 証明内容に関する具体的な記述はどこ? って話になると、なんだかつかみどころのないもにょもにょなソースしか出てこない。書き割り的な権威商法とでも呼べばいいのかな。中身は無くても見た目だけで信頼してしまうってところ。
似たような話は以前にも随分と繰り返しやってるけど、ジャーナリストとか、外電とか、元●×の偉い人とか、あるよねえ。ともあれ、気を付けねばならないことは言うまでもない。今件も「子供の夜泣き」という、困っている人の弱みに付け入るもので、あまり気分の良いお話ではないんだよな、これが。
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