今選挙 得をするのは 誰だろう?

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当方は未来の事か分かるわけじゃないので本当に選挙が無いのか否かまでの断定はできないけれど(そんな能力があるのならさっさと宝くじや馬券や株式を買っているし、あらゆる科学技術の進歩を推し進めている)。ここ数日突然降ってわいたかのように年末に衆議院解散総選挙云々の話が持ち上がっている......

......というより現実的には上にある通り、報道が火をつけて炎上させている感じが強い。上の時事通信の記事を読んでも分かる通り、「ようだ」「声がある」「みられる」という記者側の推定と、事実の一部を貼り合わせ、記者の望みの主張の雰囲気を作り出す文章を構築し、それを配信する。いわゆる悪質系まとめサイトとやることは同じ。いや、起源発生的には逆なんだけど。文章関連の専門家に赤入れしてもらったら、赤点どころか一発落第レベルの話。しかもこれ、通信社の記事だからねえ。


この指摘の部分だけでも、明らかに世論誘導、悪意的な切り貼りの文章構成であることが分かる。時としてこのような話にあたって「切り貼りされても問題のないような発言をすればいい」という主張をする人もいるけど、今件のようなレベルまでやらかしてしまうと、「何も話さない」のが一番ということになる。......いや、何も話さないとしても、それはそれで「という腹積もりのようだ」などという言い回しを使ったり「という意見もある」「という内部関係者の話」を出して来たり、都合の良い回答をする専門家や一般市民を出してくる。これもお馴染みのパターン。


与党内の派閥整理とか、野党第一党の内部抗争とか、与党関係の衆参同時選挙を嫌う筋の思惑とか、与党内の目立ちたがり屋の妄言が端を発したなど、色々と説はあるけど、どれもこれも理由としては弱い。天秤にかければ「それ、本当に理由なの?」という程度。むしろこれだけ報道側が無茶なレベルで世論誘導を推し量っている動きを見ると、一番選挙をしたい、してほしいのは報道、マスコミサイドと見るのが普通かなあ、という感はある。

何か物事、特に事件が起きたら、それで一番誰が得をするのかを考えるのが鉄則。今件ならば一番得をするのは選挙特需が狙える報道、特にテレビと新聞なんだよね。あと雑誌も、か。2012年の特需よもう一度、という思惑がこの「攻勢」につながっているんだろうな。陰謀説と揶揄されるかもしれないけど、上の報道の実態一つ見ても、「陰謀論だろ」と言い切れる、かな?

地方選の準備をしている地方の各党の関係者は逆上しているだろうし、2012年の年末選挙では大打撃を受けた小売、特に年末がかき入れ時の業種は青ざめてるだろうな、この噂や煽動だけでも、さ。

......ドーピングって確かに効果的かもしれないけど、段々その効果は弱まってくるんだよね。そしてどんどん強いものを求めるようになり、体そのものをむしばんでいく。今の報道、マスコミって、そんな状況にあるような気がしてきた。選挙特需というドーピングが無いと、もう生きていけないような。

まぁ、年末に特需をゲットできれば、年度末の決算締めまでにどうにか底上げできるからねえ。他人のことなど知ったこっちゃない、というところかしら。今年度に入ってから代理店の売上が落ちてるので必至なんだろうけど、さ。

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このページは、不破雷蔵が2014年11月12日 08:10に書いた記事です。

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