↑ 従来型携帯電話とスマートフォン
先日通院先の病院まで電車で足を運んだ時の話。車内アナウンスに耳を傾けていたら、記事タイトルにあるような「優先席付近では携帯電話とスマートフォンの電源をお切りください」という語りが。【病院などでの携帯電話の利用ルール、新しい指針が電波環境協議会から発表】でも触れているけど、最近の携帯電話などは電磁波周りの性能も良くなっているので、昔ほど気にしなくてもいいってことになりつつあるし、西日本での電車では実際制限もゆるく......というあたりを頭の中で考えているうちに気が付いた。
「携帯電話」と「スマートフォン」!?
以前ここでも何度か触れているし、本家サイトの記事では定義づけもしているけれど、当方の認識は「携帯電話」は持ち運びができる電話一般というもの。そしていわゆるマルチメディアフォンやフィーチャーフォンが「従来型携帯電話」(昔は「一般携帯電話」と表していた)、スマートフォンがそのまま「スマートフォン」。要は「携帯電話」=「従来型携帯電話」+「スマートフォン」で、スマホも携帯電話には違いないというもの。
でも世間一般ではむしろ、「携帯電話」と言われたら、そのまま「従来型携帯電話」を指し、スマホは別扱いみたいなんだな。思い返してみれば調査結果のリリースでもそのような表記が少なくない。やはりスマートフォンってのは携帯電話とは別物として考えられているんだろうな。携帯可能なネット利用端末、そして電話による通話機能も使える。その類がスマートフォンっていう認識で、従来型携帯電話とは明確な仕切り分けをしているということなのだろう。あるいは「携帯電話の利用を云々」と注意していたら、「スマホは違うだろ、ケータイじゃないだろ」という逆切れの声があったのかもしれない。
ぱっと見聞きで分かりやすいように、というのが広告なりアナウンスの原則で、その観点では「携帯電話」と「スマートフォン」は間違ってないのだけどね。なんだか卵とゆで卵とか、ラーメンと味噌ラーメンといった表記のようで、色々と考えさせられるものはある。
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