太陽光発電の電気なんてメチャクチャ高くて、更にそれに高い下駄を履かせてトンデモナイ買取価格に設定した。簡単に設置出来るから儲け目的での設置が多く、結果として他の自然エネの枠までが削られた。
広い土地にパネル並べて困ってる投資家には、正直、「ザマミロ」以外の感情は持てないよ。
— あさくら彩華堂(遺伝子組み換えでない) (@arthurclaris) 2014, 11月 10
一部買取が再開されたことや、報道側が色々と突っ込まれて「行政機関や電力会社が悪」「販売側が善」という図式を使いにくくなった途端、騒ぎが伝えられることがぱったりと止んだ感は否めない、太陽光発電による電力の買取周りのどたばた。制度が本決まりとなった際の意思決定に、思いっきり判断を誤らせるノイズや誤情報をたらしこんだ人物らによる責任が大ではあるんだけど、その辺の話にまで追及が及ぶのはいつになることやら。ちゃんと物的証拠は山ほど残っているから、いざとなれば動きは早いのだろうけど。
それはともあれ。以前【沖縄・九州電力に続き北海道・東北・四国電力も再生可能エネルギーの新規買取中止へ】でも触れている通り、本来個人や企業ベースで使いまわし、余った分をお小遣い程度にというのが本筋であったはずの太陽光を、妙なビジネスとして持ち上げたことで、色々な方面で不幸な人たちが発生することになる。チューリップの球根やたまごっちと同じ。
エネルギー雑誌や業界紙を少しでも読んで勉強していれば、遠からずこうなることは解っていたはず。株や先物取引に手出して火傷するのと一緒。
それを怠ったのだから自業自得。
可哀想なのは太陽光に投資して失敗した素人金持ちじゃなくて、寧ろ風力や地熱等の他の自然エネの関係者よね。
— あさくら彩華堂(遺伝子組み換えでない) (@arthurclaris) 2014, 11月 10
「少しお金に余裕のある人が自宅に設置して自分で使い、余った電気を売る。大して儲けはないけど、長期的に見れば元は取れる。」くらいが良かったの。
「金持ちが数千万、数億かけて広い土地にズラリとパネルを並べ、高い値段で全部売る。負担は他人に押し付けてまる儲けでウハウハ。」じゃなくて。
— あさくら彩華堂(遺伝子組み換えでない) (@arthurclaris) 2014, 11月 10
今件で「買い取ってもらえない、損をした」と語る人たちは、多分にこの勉強不足が原因で、自責によるところが大きい。株式投資と同じで、数百円のおもちゃを買うのとはわけが違うのだから、しっかりと自分で見聞きした上で判断を下さねばならない。もしそれをした上で判断し、このような結果となったのなら、それこそ自己責任。
@arthurclaris 山林地主は相続税を払うにも土地が処分できなくて困りに困ってますからね。新規の道路建設もない今となっては山を大規模に買い上げる事業もありません。無謀と知りながらも太陽光の名目が付けば土地が高く売れるかもと飛びついた人も大勢いたのでしょうね。
— guwati (@guwati) 2014, 11月 10
@arthurclaris ソーラーブームに乗って地主に発電事業を持ちかけ、土地の転売を仲介して儲けた奴等の方が数知れずなのでしょう。電力さんも山林地主の土地に鉄塔を建てさせてもらってるので勝手に売られたり、やたらと掘り返されたら困るでしょうね。
— guwati (@guwati) 2014, 11月 10
@arthurclaris あう、もちろん公共事業を投機の対象にしてウハウハしようと思った奴等は誰だろうと泣けばいいのですにゃあ!
— guwati (@guwati) 2014, 11月 10
「買取しろ、責任を取れ」と追及されるべきはまさに、電力会社でも無ければ政府関係者でも無く、指摘にあるような煽動をした人なのよね。人の弱みに付け込んで無謀な手立てに手を付けさせる辺りは、霊感商法や例のいんちきながん民間療法と何ら変わりない。
口惜しいのは一連の挙動のおかげで、地熱や風力といった他の自然エネルギー、そして何よりも太陽光発電周りですらも、健全な開発進展ぶりが阻害されるだろうってこと。それこそまさにイナゴが通り過ぎたような状況になり、従来のプロセスと比較して十年単位での遅れと、百年単位の不信感を植え付けることになりかねない。その観点では上の方で述べている「たらしこんだ人物ら」が日本のエネルギー政策、未来に対して行った所業、「貢献」は甚大なものなんだろうな。
【「票が欲しいか。ならば42円で買い取れ。20年縛りで、だ」】
覚え書き、覚え書き、と。
コメントする